- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860730567
作品紹介・あらすじ
ジャパン・デコの世界へようこそ。パリ発の「アール・デコ博」を受けて、大正・昭和戦前期に、日本のアール・デコ建築は開花。東京都庭園美術館、氷川丸、銀座和光、山の上ホテルなど、日本を代表する50のアール・デコ建築の見所を、豊富な写真とともに解明する。
感想・レビュー・書評
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興味があって。
日本にアール・デコ建築が五十件?と思ったら、
アール・デコなの?と思うような建物も含まれていた。
確かにとりあげられている外部や内部のディテールは、
アール・デコと言われればそういう気もするが。
説明を読んで、写真を見ているうちに、
だんだん「アール・デコ」が分からなくなってくる。
アール・ヌーヴォーは曲線的・有機的・非幾何学的・非対称・平面的なのに対し、
アール・デコは直線的・無機的・幾何学的・対称的・立体的ということらしい。
そして両者は、
要である躯体に対して、付加的要素を加えた装飾的なスタイルであり、
モダニズムは必要のみが形態を決定し、付加的な装飾を忌否する、とあった。
デザインとしてはアール・ヌーヴォーも好きだが、
建築としてはアール・デコかな。
写真が白黒しかなかったのが残念。
見たことのある、横浜地方気象台や生駒ビルディングがのっていたのは
嬉しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
筆者がアール・デコ大好きなことはよくわかったw
もちろん建築に興味があって借りたのだが、読み進めるにつれてそこがやたらと気になって思わず小説かエッセイのような気持ちで読み進めてしまった。
とはいえ、対象となる建築物のアール・デコ的な特徴を詳細に解説してくれているので、非常にわかりやすかった。
できれば本書を片手に掲載された建築物をめぐってみたいと思わせてくれる一冊だ。