感情的にならない本 (WIDE SHINSHO203) (ワイド新書) (新講社ワイド新書) (WIDE SHINSHO 203)

著者 :
  • 新講社
3.46
  • (52)
  • (105)
  • (131)
  • (37)
  • (9)
本棚登録 : 1345
感想 : 128
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860814984

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一、人には「感情的になるパターン」がある
    ・話にならない人は放っておく
    ・人の気持ちは変えられないものと割り切る
    二、「感情的コンディション」を整える
    ・どんな結果が出ても「ひとまず」の答えと見なす
    ・悪意を感じた時は聞き流す
    三、「曖昧さに耐える」思考法
    ・未成熟な人ほど、白か黒かはっきりさせたがる
    ・白黒ではなく、薄いグレーか濃いグレーかと考える
    四、「パニックに陥らない」技術
    ・足りないのは「いい加減さ」かもしれない
    ・「こういうこともあるんだなあ」という納得が大事です
    五、「いつでも気軽に動く」技術
    ・つまらないシミュレーションをするクセがついていないか
    ・「考えても始まらない」ことは考えない
    ・「とりあえずやってみよう」でだいたいうまくいく
    六、「小さなことでクヨクヨしない」技術
    ・クヨクヨしてもしなくても、結果は同じ
    ・幸運も災難も自分でつかめば納得する
    ・いつもあなたは立ち直ってきた!

  • 30分で読了。なんかツボが違うんですけど…。
    でも、下記2点は参考になった。
    ・感情は放っておけばだんだん収まってくる
    ・大事なところで打たれた時、立ち直れるピッチャーは「これからだ」という希望として受け止め、崩れるピッチャーは「これで終わりだ」という絶望型の受け止め方をする

  • 本書に書かれている感情の持ち方について、社会人を20年以上経験した自分は概ね体験的に理解している。しかし、実践はできているか・・・。

  •  私は相性の悪い人は避けているので(避けることが出来ない時も間々ありますが)、あまり感情的になることはないです。ただ、葉梨前法相ニュースを聞くと、その資質のなさに呆れ返り、政治家としての資格のなさに不快感を抱きます(すぐ、忘れてしまいますがw) 和田秀樹「感情的にならない本」、2013.11発行。この本を読んで、感情的にならなくなるとはとても思えませんでした。失礼しました。共感点は次の2つです。①話にならない人は放っておく ②人のことばを深読みすると感情が悪化する。

  • 基本的には、以下3点を意識すれば良いのだそうだ。
    ・自分、他人に対し、大らかであること。
    ・自分、相手が怒っていても、まずはそのことを受け止める。
    ・相手に対する自分の態度、物腰、言葉遣いを変える。

  • 感情を抑え込むのは無理。大抵は時間が解決する。森田療法で言うと放っておく。他に友人と飲んだり、買い物に行ったり、他のことをする。それについて考えて思い悩むのはNG。また尊敬する人を思い浮かべて「彼(女)ならどう対処するか」を考えるのも1つの手。例えば悪意がありそうなメールは開かなかったり、不愉快になりそうな情報を見に行かなかったり、怒りを避けることも大事。

  • 今から3年ほど前(2013)頃に書かれた、和田秀樹氏の本です。タイトルにあるように、社会人にもなって数年も経過すると、公私共に、「感情的になる」ことにメリットがないことに気づきます。

    ところが、人間ではあるので感情は常に発生していますが、そのコントロールをするには、心構えが必要だとなんとなく感じています。この本は、自分の感情を上手に制御するコツが書かれています。このように整理されて書かれていると大変参考になりました。

    以下は気になったポイントです。

    ・感情は放っておけばだんだん収まってくる、という法則がある(p20)

    ・答えを決めつけないで、とりあえず「曖昧」なままにしておく、感情的になりやすい人は、この「曖昧さ」が苦手。白でも黒でもない、グレーゾーンがあって白にも黒にも近づいていいのだと気づくことが大事(p30、106)

    ・「お疲れ様です」「ご面倒おかけします」といった柔らかい言葉をひとまず口にしてみることも良い(p38)

    ・反論する場合でも、自分の意見に固執しないのが、あなたをリラックスさせる(p47)

    ・人間の感情は「うつる」、とくに悪感情がそうである(p55)

    ・感情を明るく保っている人は、いつも外を向いている(p66)

    ・行動を変えることで、気分が変わる(p79)

    ・曖昧さ耐性、を高める一つの思考法として、結果をパーセンテージで想定する(p111)

    ・どんなに大きなショックでも、「これで終わりだ」と受け止めるのではなく、「これからだ」と受け止めることで、パニックに陥ることを避けられる(p122)

    ・感情的にならないコツは、気持ちを外に向けること、「ではどうするか」を考える人は、それによってこれからのことに目が行く、ミスに拘り続けるのではない(p124)

    ・成功確率90%というのは、10%の失敗確率を含んでいる、本人やチームの思い込みが入り込むと、この数字はどうにでも変わる(p135)

    ・悪い結果を想像する人は、シミュレーションが変な方向に行っている(p146)

    ・感情コントロールの大切な技術に、考えても始まらないことは考えない、がある。悪い想像は「考えても始まらない」(p147)

    ・とりあえず動くことは、ダメならいつでも引き返せるということ。動くことが大事であって、たとえどのような結果が出たとしても「その先」を考えて動かない人よりはるかに感情が刺激され、それによって気持ちが明るくなる(p158)

    2016年6月19日作成

  • 1時間でさらっと読める。
    目新しいことは無く、
    さらっと受け流せと言っている。

著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『80代から認知症はフツー』(興陽館)、『病気の壁』(興陽館)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)などがある。

「2024年 『死ぬまでひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

和田秀樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
川村 元気
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×