こっそりどこかに (cub label)

著者 :
  • 長崎出版
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本棚登録 : 78
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784860951108

作品紹介・あらすじ

夕暮れにまぎれた町の影-。静かにはじまる夜町ツアー、出発の時間です。

感想・レビュー・書評

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  • 〝日暮れの町、帰らず遊ぶ子供たち、柳の木が垂れる池の黒い水面、坂道の屋台の長い影、だあれもいない帰り道「いっしょに行こう」と箱男の声・・・夜更けの町を、ぽろんぽろん、そこのけそこのけ、帰り道・・・〟うなされてしまう怖い絵本。 よい子は、決して〇〇しないでね!

  • 夜の闇にはいろんなものが潜んでいる。黄色のレインコートがあざやか。

  • 小さな子供には怖い本。

    だけど、読み聞かせてよかった。
    10年経っても、私は覚えている。
    そのような本は稀有なもの。

    子どもには異世界に通じるような本が必要であり、
    この本は正に当てはまる。

  • 「あやしい絵本」で紹介された絵本で軽部 武宏を知り、さらに読んでみます。

    普通の絵本です、期待しすぎでした。(*^_^*)♪

    こっそりどこかに (cub label)

    内容と著者は

    内容 :
    日暮れの町に ぽろんぽろん 早く拾いに 行かなくちゃ。夕暮れにまぎれた町の影-。
    静かにはじまる夜町ツアー、出発の時間です! ユニークで愉快な絵本。
    内容紹介
    ぼくのだいじなお友達、おもちゃのロボットのあしをどこかに落としちゃった。
    黄色いカッパに長ぐつをはいたぼくは、夕ぐれの町へさがしに出かけた。
    びゅるるとおどるつむじ風、水面をゆらす池のぬし、電柱の上から見下ろしている黒い人かげ。
    夜のしじまがおりてきた、早く向こうへ行かなくちゃ。

    著者 : 軽部 武宏
    昭和44年東京生まれ。画家、絵本作家。第12回日本グラフィック展浅葉克己賞受賞。作品に「いいないいなこのおうち」など。


    2017/11/29 予約 11/29 借りて読み始め、一気に読み終わる。

  • ≪県立図書館≫

    まじまじと見入ってしまう。
    子どもにとって、夜って、こんな感じだな。
    いろんなものが潜んでいるね。

  • 別冊太陽の「こわい絵本」で知った。読む!

  • 何とも言えない不思議な不気味な絵本。
    消してグロテスクではないが、心のどこかがヒヤリとします。
    モノトーンを基調とした絵は味わい深いです。文字が少ないので幼稚園児でも楽しめます。

  • [墨田区図書館]

    4歳の息子に、「まんげつのこどもたち」の後だし、大丈夫だろうと思いつつも、軽部ワールドを怖がらず読めたことに満足。どころか、"バケツぼうや"(こどもと勝手に命名)や、色々な隠し絵的な背景探しで一気に二回読み。

    正直作者の軽部さんがどういう思いでこういう作風、隠し絵?、お化け?を描いているかはわからないけど、それらの意図が汲み取れなくても、全てをあるがままに、「あ、○○がる!」「どうしてあっちは○○なのに、こっちには○○がないのかな?」と、素直に受け止める練習?ができる絵本だなーとも思った。少なくとも常識にとらわれていたら、たとえお化けや妖怪などの不思議を受け止めていても、「○○お化け」などと既存の名前や流れを意識していたら面白くない本だよね。

  • サザンシアターで開催された『怪談えほんの夕べ』で、
    東編集長が紹介なさってた『ちょうつがいきいきい』の
    作画・軽部さんの絵本。
    ストレートに怖い、とのことですぐに読みたくなった。

    唄うように読める文体と、引き寄せられる絵。
    隅々まで、仕掛けのある感じ。
    頻繁に現れるバケツの子が怖い。
    主役(?)がどう云った存在なのかもわからないまま。

    これは、面白い。

  • 絵本ですが不気味です。夕方から夜になっていく様を描いているのがなんとなく「ああ、こんな感じだよね」と思わされます。

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著者プロフィール

東京都出身。『のっぺらぼう』(ポプラ社)で第16回日本絵本賞および読者賞、『ばけバケツ』(小峰書店)で第23回日本絵本賞受賞。絵本に『ちょうつがいきいきい』(岩崎書店)など多数。

「2021年 『ねじれた時間のキョーフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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