Balance in Design[増補改訂版]- 美しくみせるデザインの原則

著者 :
  • ビー・エヌ・エヌ新社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861007934

感想・レビュー・書評

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  • Webサイトデザインに黄金比を取り入れたいと思ったので読んだ。
    この本に書いてある黄金比をそのままWeb上のデザインに取り入れても、完璧に美しく見えるかについては、やや疑問が残る。

    レイアウトする時の参考にはなると思うので、一読の価値はあるかも。

  • 美しいデザインは必ず綿密で計算された比率や配置がされている、建築やポスターはおろか、ゴヤやモネまで。勉強になると共に先達の凄さにへこみもしますね。

  • 「黄金率は検証・規格化の手段であって、デザインシステムではない」
    この本から普段のデザイン活動に活かせる点としては、以上の一言のみである。
    「黄金率」はデザインを整理したり、理論的に美しく調整する為のツールであり、それありきでデザインが生まれるわけではないということである。

    本書では黄金率を元に、芸術作品に対し幾何学的解析が行われている。
    「Balance in Design」の副題として「美しくみせるデザインの原則」と包括的に銘打たれているが、中身は黄金率以外には触れられていない。
    中にはこじつけではないかと感じるような眉唾ものもあるが、有名作が黄金率に基づいて設計されていた(または自然と)ことが分かる。
    本書の内容のほとんどが、そういった芸術作品の検証に関するものであり、読み物というよりは図録である。

  • ビジュアルクリエーションにおける、黄金比を中心とした幾何学的分析について、その基礎と応用を解説した本です。

    著者の主張はかなりはっきりしたものであり、幾何学的な基準線は「正しい」ものであり、選ぶものというよりはむしろ宿命的な原存在であるように捉えています。この態度については、黄金比や幾何学的分析を美しいと思ったり採用したりすることとは独立して個々人の判断が分かれるところでしょう。

    とはいえ、幾何学的アプローチはデザインにおける一ツールだと素直に捉えれば、この使用についての基礎を学んでおくことは全く損になることはないでしょう。特に、黄金比は書体で言うなればHelveticaのような、優等生で面白くないものの、ド定番で安定感があり困った時に助けてくれる道具といえます。大事なことは、幾何学的分析も一つの分析であると相対化することです。

    また、本書では近代西洋絵画や椅子、ポスターデザイン、建築、プロダクトデザインに至るまでの様々な年代の、平面も立体も含む作例から幾何学的分析の仕方を示していることから、これらの鑑賞をするにあたっても役立ちます。

  • 美しく見えるデザインには、ちゃんと幾何学が入っているじゃないか。

  • 黄金比の論理的、幾何的な話は興味深かった。
    また、デザインを進めていく段階で、読み返して、活用したいと思った。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784861007934

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