THE BOOK OF TREES―系統樹大全:知の世界を可視化するインフォグラフィックス

  • ビー・エヌ・エヌ新社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861009563

作品紹介・あらすじ

人類による知識の体系化、一千年の歴史をここに。ネットワーク化された社会においてますます必要性の高まる「情報視覚化(インフォメーション・ビジュアライゼーション)」の可能性を、美しいフルカラー図版とともに探求する1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 20190831 中央図書館
    一言で要約したり語ったりできないようなデータセットや事柄の全体を、限られた空間に落とし込むテクニックの展覧会。コミュニケーション・ツールとしての実用性は、おそらく無い?が、見る人の発想や、以後のものの見方や考え方になんらかの影響を及ぼすことはできるだろう。
    システムの混沌から、スタティックな構造を写し取るということは、空間から空間への写像、一種の数学的な「変換」に関する研究でもある。

  • 【動機】インフォグラフィックの理解を深めるため

    本書では、聖書の知識をまとめたりするためにも、ずっと以前から樹をモチーフにした図があったことがまず紹介される。樹の形に要素を乗せながら分類していくところからはじまり、枝を出す向きや形を変えながら発展していくようすが、図の種類ごとにまとめられている。
    骨子の部分を理解しておくことで、出版物などでみられる一見複雑な形でも、ベースを見出しやすくなると思う。

  • 思索

  • 原題:The Book of Trees: Visualizing Branches of Knowledge (2014)
    著者:Manuel Lima(1978-)
    訳者:三中信宏

    【メモ】
    ・著者のサイト
    http://www.mslima.com/myhome.cfm

    ・本書の特設ページ
    http://cse.naro.affrc.go.jp/minaka/files/TheBookOfTrees.html

    【版元】
    ISBN:978-4-86100-956-3
    定価:本体3,800円+税
    仕様:B5判変型/ハードカバー/216ページ
    発売日:2015年03月10日

    大きな話題となったマニュエル・リマの前著『ビジュアル・コンプレキシティ:情報パターンのマッピング』の姉妹書にして決定版!
    私たち人間は古くから、知識を体系化し、見えない情報を見えるようにするための強力なツールとして「系統樹」を用いてきました。本書では、情報可視化ツールとしての系統樹の約800年以上にも及ぶ歴史をたどり、さらにその表現方法を11のカテゴリーに分類して紹介/解説することで、人間が情報を“見る”ための普遍的な共通要素を探り出そうとしています。古代から現代にいたるまで、さまざまな事物を対象にして描かれた約200枚にも及ぶ詳細で美しい図版の中には、中世に描かれた美徳と悪徳の樹もあれば、マンハッタン計画の組織構成図もあり、さらにはX-メンの家系図ダイアグラムまで含まれています。近年のネットワーク化された社会においてますます必要性の高まる「情報視覚化(インフォメーション・ビジュアライゼーション)」の可能性を探求する1冊です。
    http://www.bnn.co.jp/books/7436/


    【簡易目次】
    序文――ベン・シュナイダーマン(Ben Shneiderman)
    日本語版へ寄せて
    まえがき
    謝辞
    序論
    重要人物年表

    Chapter01:象徴樹
    Chapter02:垂直樹
    Chapter03:水平樹
    Chapter04:多方向樹
    Chapter05:放射樹
    Chapter06:双曲樹
    Chapter07:矩形樹マップ
    Chapter08:ヴォロノイ樹マップ
    Chapter09:円環樹マップ
    Chapter10:多層同心円マップ
    Chapter11:階層懸垂マップ

    訳者解説:知識の大いなる帰 — 千年の時を超えて

  • 『ビジュアル・コンプレキシティ』の著者による、ダイアグラムの基本構造のひとつ、樹状図に焦点を絞ったコレクション。

    階層性、入れ子構造、成長をメタファーとした時間軸など様々なものをのみこめる形式である。

    後半、さまざまなバリエーションが示される。インタラクティブでなければかえって分かりにくいような双曲樹などもおろしろい。

    ともかく、歴史的なものも含めたコレクション画像がひとつひとつ面白い。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784861009563

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著者プロフィール

マニュエル・リマ(Manuel Lima)
『クリエイティブ』誌で「2009年の世界で最も創造的で影響力のある50名」に選ばれたマニュエル・リマは、英国王立芸術協会の会員、Googleのデザイン・リード、VisualComplexity.comの創設者でもあり、パーソンズ美術大学の常勤講師としてデータ可視化について教えている。
リマは情報可視化の分野の第一人者であり、TED、Lift、OFFF、Eyeo、アルス・エレクトロニカ、IxDA Interaction、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、イェール大学、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、ニューヨーク州立大学のティッシュ・スクール・オブ・アート、パリ国立高等装飾美術学校、アムステルダム大学、そしてメディアラボ・プラド・マドリードなど、世界中の国際会議や大学、催し等で講演している。

「2018年 『THE BOOK OF CIRCLES』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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