- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861009938
感想・レビュー・書評
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書き方がとてもユニークで面白い。本を読むことを体験としてとても考え込まれている。
著者と話しているような気持ちで読めたし、考え方も面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
外国人の陽気なおじさんが、ユーモアを交えて「画面が正義じゃないよな!」って言ってる本。
※2015年出版なのでテクノロジー的にはちょい古い部分もある
「ぼくたちの世代は、すごく優秀な人材が、ユーザーに広告をクリックさせるコツばかり考えてるんだからげんなりさ」
読み込みの待ち時間を見開きで表現したり、ダウンロードの待ちを同じ内容の文章の長さで表現したり、紙の使い方も面白い本。
「いつもの手順を把握して、それを活かす」が全体を通して提唱してるコンセプト。
最初にスクリーンの画面から考え始めるのはやめよう。 -
「ユーザビリティーを高める=画面を使いやすくすること」という固定概念を壊してくれた。
原題は「The Best Interface is No Interface」。
「インターフェース」の原義は、「境界」という意味で、まさにユーザーとその目的の「間に入り、その境界となるもの」であると。
だったら、そんな「境界=インターフェース」は本来はないに越したことはないのに、
現代のUXデザイナーの多くが「画面=インターフェース=境界」を作ることを自分の仕事だと勘違いしてる、というのが著者の問題意識です。
UI、UXのことをもっと知ろうと思うきっかけをくれた本です。
ジョークもたっぷりで楽しく読み進めながら、読み終える頃にはいつの間にか、本質的に使いやすい(というか、「使う」という意図さえ必要ないような)システムのヒントをたくさんもらえていた。
そんな本でした。 -
インターフェースがないのが最高のインターフェース