青春、老年、生命、時間、記憶などを主題に言葉を紡ぎ、詠った37篇。リルケ、ボードレールらの影響を受けた象徴的作風の詩集。
髙野正夫(たかの・まさお) 1946年 東京生まれ。1977年駒澤大学大学院博士課程満期修了。1988~90年、ケンブリッジ大学(ヒューズ・ホール)留学。専攻・英文学。駒澤大学名誉教授。 〈著書〉『感性の宴―キーツ、ワーズワス、ブレイク』(篠崎書林)、『フィリップ・ラーキンの世界―「言葉よりも」愛を』(国文社)、『フィリップ・ラーキン―愛と詩の生涯』(春風社) 〈共訳書〉ノースロップ・フライ『同一性の寓話』(法政大学出版局) 〈主要論文〉「『一八一七年詩集』におけるキーツの自然の変容」(イギリス・ロマン派学会編『イギリス・ロマン派研究』桐原書店)、「『ソネット集』における詩人の愛と憂鬱」(『シェイクスピアの四季』篠崎書林)、ほか。 「2018年 『太陽と黄昏と夜 詩的風景』 で使われていた紹介文から引用しています。」