鎌鼬

著者 :
  • 青幻舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861520358

感想・レビュー・書評

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  • 脳天揺さぶられる衝撃。
    これはエライ写真たちである。

    農村を舞台に、
    暗黒舞踏の創始者である
    土方巽をモデルにした写真集。

    モノクロームの濃淡により、
    浮き彫りになる様々な二項の対立。

    大人と子供、
    男と女、
    空と地べた、
    光と闇、
    悲劇と喜劇。

    二項対立は写真の中だけでなく、
    もう一段上へも展開する。

    都市と農村、
    現在と過去、
    カラーとモノクロ、
    私と写真。


    虚構と現実の隔たりを
    埋める手立てはあるのかしらん。

    とりあえずかっこいいので見るべし。

  • (展覧会で鑑賞)

  • 高いけど買う価値があります。

  • 生まれ育った秋田の農村で踊る土方巽の写真集。赤ん坊の頃、手足を折ったまま身動きもできない籠に入れられて、田んぼの隅に放って置かれた体験が、土方舞踏の原点。秋田の風景の中では土方は何をやっても異様には見えない。

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著者プロフィール

写真家。1933年山形県米沢市に生まれ、東京で育つ。代表作に『おとこと女』(1961年)、『薔薇刑』(1963年)、『鎌鼬』(1969年)他多数。近作に、舞踏家・笠井叡を撮影した写真集『透明迷宮』(2016年)がある。2003年、英国王立写真協会より創立150周年記念特別勲章を受章。2007年、写真界のアカデミー賞といわれるルーシー・アワード(米)のビジョナリー賞を日本人で初めて受賞。2010年文化功労者に選出。東京工芸大学名誉教授、清里フォトアートミュージアム館長。


「2016年 『鎌鼬 田代の土方巽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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