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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861526619
感想・レビュー・書評
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「森」の写真集。
「森」というと、どんな風景を思い出すだろうか?
きれいに伐採された林をいく歩道?
きれいにならんだ杉並木?
きれいに植樹された山道?
自分が思い浮かべる「森」が、この本の中にあった。
地衣類が生き、苔むした樹木の幹。
しっとりとした土の香りのするエリア。
時折聞こえる葉擦れの音。
そんな「森」が目の前にあるようで、写真の中から香りや音がするような錯覚をうけた。
自分にとっては癒しの時間。
3つの「森」があるが、自分は、ワシントン州Quninaultの森が好きだ。
屋久島の森、春日大社の原始林も良いが、Quninaultの森がいちばん、自分にはしっくりきた。
『 生けるものと、死せるものが混沌と入り乱れ、堆積した長い時間の中で、それがやがて調和になって、目の前に現れている世界。そこに身を沈め、じっと静かに眺めていると、次第に見えてくる秘密の森の調和。人には、到底創ることが出来ない、見事なまでの心地よいリズム。』(17頁)
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圧巻の美しさ,生命,死,再生といった物語がある
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