発掘 the OSAKA

著者 : 酒井一光

• 青幻舎 (2020年6月28日発売)

感想・レビュー・書評

[flasksrwさんの感想 · 2021年5月31日]

大阪の建築を紹介した本。寺院や解体済の建物など、類書では取り上げられたことがないマニアックな建物が結構収録されている。
大阪だけあって工場や事務所など産業系の建物が多め。
残念な点は、写真のクオリティが低いところ。

[やんちさんの感想 · 2020年8月29日]

大阪市立博物館の学芸員だった酒井一光さんの遺稿集。
後世に残しておきたい、市内にある72の建物を写真と文章で紹介しいる。
多くのものは名前を知っているが、もちろん知らないものもある。
一番興味を惹かれたのが、中学生の頃に何度か訪れた大念仏寺。当時はその大きさだけに驚いていたが、改めて見るとその偉大さに驚く。
60年近くを経て再訪してみるのもいいかも知れない…。

著者プロフィール

1968年生まれ。専門は、日本近代建築史。大阪歴史博物館主任学芸員。
著書に『窓から読み解く近代建築』（学芸出版社）、『大阪名所図解』
（140B、共著）など。

「2017年 『館長と学ぼう　大阪の新しい歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」