- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861528699
作品紹介・あらすじ
デイヴィッド・ホックニー×マーティン・ゲイフォード
ロングセラー『絵画の歴史』コンビによる
コロナ禍、ノルマンディーからの最新エッセイ!
「今回のことはそのうち終わるでしょうが、その先は?
私たちは何を学んだでしょう?
人生で本物なのは、順に挙げると、食べ物と愛、それだけです
芸術の源は愛なのです。私は人生を愛しています」
―デイヴィッド・ホックニー
80歳になったホックニーは、大都会から離れ、人生で初めて自然ゆたかな地(フランス北部のノルマンディー地方)にアトリエを構えました。この晩年の選択に、100年に1度のパンデミックという「奇妙な時間」が重なり、孤独と静寂な自然のなかで過ごしたホックニーは、自然に満ちた暮らしの中で、聖書から哲学、文学、音楽をはじめ、古今東西の芸術の先人たちへ想いを深めていきました。
本書は、ホックニーがその思索の折々を長年の友人であり美術評論家でもあるゲイフォードに宛てて発信した手紙やSNSのやりとりと、関連図版を収録したものです。テキストの端々には、一刻も早く伝えたくてワクワクしている様子や自問自答の淵にはまっている様子などホックニーの生き生きとした姿があらわれています。
ホックニーの感性の発露と深い思索、そして飽くことのない探究心に、読者は伴走するというエキサイティングな体験を通じて、「人はどのように生きるか」という永遠のテーマを投げかけられます。
感想・レビュー・書評
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芸術家のデイヴィッド・ホックニーが語ったことや考えていることをよき理解者である美術評論家のマーティン・ゲイフォードがまとめた書籍。本の中にたくさんの作品が出て来るがどれも優しくてほっこりするものばかりだった。ホックニー氏はたくさんの本を読み、ユーモアも持ち合わせた人物のようで、読んでいて楽しかった。作品中で引用されているヴィクトール・フランクルの言葉『成功を目指してはならない。なぜなら成功は幸福と同じで追求することはできない。結果としてついてくる物でなければならない。』ホックニーも無意識のうちに実践している人物だそうだ。肝に銘じておこう。
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