木苺の村――フランス文学迷子散歩

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861822872

作品紹介・あらすじ

ロマン・ロラン、サン=テグジュペリ、ランボーなど、文学者の生誕地や作品の舞台となったゆかりの地を訪れ、彼らを生んだ土地の風土、そこに暮らす質朴な人びととのふれあいをやさしく綴る、詩情豊かなフランス文学紀行。各地へのアクセスガイド付。

感想・レビュー・書評

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  • 帯やタイトル、装丁から予想されたものとは全然違った。もっと文学そのものかフランスの風景を思わせるものかと思った。特に最初に戦後直後の回想出てきた時から半ばまでは、ああなんてことと思った。
    ただ、読み終わってみると結構良かったかなと思う。この作品以外の作者のものや俳句なんかを読んでみたいなと思う。
    帯や裏の記載に想像されるものとは違った、ということから星3つ。

  • フランスの旅行記だと思って図書館で借りた。
    フランスとか巴里とかが冠についた本は美術や買い物関係のものが多い。その両方に疎いのでお勧めの田舎歩きのアドバイスがもらえるかと借りた次第。

    確かにサン・テグジュペリやドーデーやランボーらの生家を訪ねての記録ではあるけれど、旅の参考にはならなかった。これは何度もフランスを訪れた人や熱心な愛読者にとっては素敵な一冊なのだろう。
    気になったのは各章の多くが著者の思いで話で埋められていること。
    そのつながり方、つなげ方のキーワードがみつからなかったから。

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著者プロフィール

1935年、三重県生まれ。58年、三重大学教育学部卒業。以後三重県内の高等学校の国語科教諭をつとめ、96年定年退職。爾来、国内とフランスの各地に主として徒歩の旅をつづけている。詩誌「石の詩」(渡辺正也主宰)同人。狩俳句会(鷹羽狩行主宰)会員。[著書]第一詩集『四季』(近代文芸社、1991年)、第二詩集『遠い村』(名古屋丸善、1995年)、第三詩集『家族の風景』(思潮社、2006年)、『星明りの村──フランス・ロマネスク聖堂紀行』(作品社、2008年)、『木苺の村──フランス文学迷子散歩』(作品社、2010年)、『ろばのいる村──フランス里山紀行』(作品社、2012年)、『銀幕の村──フランス映画の山里巡り』(作品社、2015年)、[主な受賞歴]『家族の風景』により第5 回現代ポイエーシス賞。2006年。『少年たちの四季』(30句)により第9 回俳句朝日賞。2007年(本書所収)。

「2016年 『句集 少年たちの四季』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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