- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861823930
作品紹介・あらすじ
数学者のパパは、中学生のぼくを将来エンジニアにしようと望んでいるけど、実はぼく、数学がまるで駄目。でも、この夏休み、ぼくは小さな町の人々を幸せにするすばらしいプロジェクトに取り組む"エンジニア"になった!全米図書賞受賞作家による、笑いと感動の傑作YA小説。
感想・レビュー・書評
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絶対値はプラスやマイナスの符号を取るのではなく、マイナスをプラスに変えてくれる。マイナスが大きいほどプラスも大きくなる。
計算が苦手で自分の将来に不安を抱えている思春期の主人公マイク。あるプロジェクトに関わることで自分のマイナスをプラスのエネルギーに変えていきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み切るのが非常につらかった。
ちょっと微妙かな -
少年の目線から、社会を見た時の葛藤やいらだち、目標に対する意欲ととてつもないパワー。おとなになって忘れてしまった『何か』を再認識させてくれるとともに、プロジェクトマネージャ育成本としてのノウハウがたっぷり詰まった良書です。
子どもにはわからない大人特有の事なかれを突いてくるあたりはドキッとする部分も多々ありました。私には気付きの多い作品です。 -
数学者のパパは変人で、息子のぼくが数学に向いてないってことがわかってない。数学エリートの高校に入るために、「掘り抜き井戸のスクリュー製作」をしなさいと、突然親戚の家にあずけられた。しかたない、このプロジェクトをやりとげて、自分の事は自分で決められるってパパに認めさせてやる。ところが、そのプロジェクトを教えてくれるはずのおじさんは、息子が亡くなったショックから、居間の椅子に座りこんで口もきかないし、そもそも「掘り抜き井戸プロジェクト」そのものが無かった?どうすりゃいいんだ?
あらゆるやっかいごとに巻き込まれながら、なんとかしようと一生懸命。小さな町の人と関りながら、数学の才能よりずっとすごい自分の才能に気づく…。ユーモラスでハラハラ、ちょっぴりホロリとするお話。