ことばの形見――父母からもらった50の言葉

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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861824593

作品紹介・あらすじ

かつて昭和の時代まで、日本人は、父母たちから学んだ「ことばの形見」を"人生の哲学"として生き、日本の秩序と発展を支えてきました。本書は、長崎県・五島列島で生れ育った作家・今井美沙子が、幼きころに教わった50の言葉を選び、思い出やエピソードをつづったものです。今の日本から失われつつある智恵と道理が、しみじみと書き込まれている、心が洗われる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 昔はどれも当然のように思っていたことも、気が付くとおろそかになっている。

  • (リリース:みさおさん)

  • 初読み作家・今井美沙子さん、長崎・五島列島で生まれ育った著者が、幼き日に父母に教わった50の言葉を選び、「ことばの形見」として思い出やエピソードを綴る。今の日本から失われつつある智恵と道理が、しみじみと書き込まれている。人として、やってはいけないこと、やるべきこと……。いい言葉が列記されています。自分自身の幼き日の父母を始め周りの人々から教わった言葉を、思い出しました。学校での道徳の教科化に頼ることなく、失われつつある「愛のある温く良い言葉」、まず身の回りから始めたいです。

    今井美沙子さんの著書を地元の図書館で検索すると、読んだ本以外は、閉架に「260人が語る222の仕事」(増補改訂版)という、 大判で価格が5000円もする本があり借りる。職業に関する現業に接する方々の生の声を集めた辞典でした。学生にぜひ読んで欲しいです。

  • 「猫はエライ」(樹花舎)の今井美沙子が書いた言葉に関するエッセイかな?

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    「人として、やってはいけないこと、やるべきこと……。
    古き良き日本の父母たちが遺した、人生の知恵と道理――。
    長崎・五島列島で生まれ育った作家・今井美沙子が、幼き日に教わった50の言葉を選び、思い出とともにつづった心が洗われる一冊。 」

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著者プロフィール

946年長崎県五島列島生まれ。ノンフィクション作家。1977年『めだかの列島』(筑摩書房。2002年、清流出版より再刊)
で執筆活動に入る。『わたしの仕事』(全10巻、理論社)で産経児童出版文化賞を受賞。1986年『心はみえるんよ』(凱
風社)が「ふたりはひとり」として日本テレビ系列でドラマ放映。著書に『心の旅を―松下神父と五島の人びと』『60歳、
生き方下手でもいいじゃない』(いずれも岩波書店)、『316人の仕事のススメ』(小学館)、『夢の知らせ虫の知らせ』
(筑摩書房)、『おなごたちの恋唄』(集英社文庫)、『やっぱり猫はエライ』(樹花舎)、『もったいないじいさん』
『家縁―大阪おんな三代』(作品社)、『夫の財布 妻の財布』(東方出版)ほか多数。

「2015年 『わたしでよかった さよなら大腸ガン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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