- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861918452
作品紹介・あらすじ
現代の落語家が創った物語の世界へようこそ。妻、娘に冷遇される父親の悲哀を描いた春風亭昇太の『オヤジの王国』。新作落語の闘将、三遊亭圓丈の『肥辰一代記』。古典落語の『壷算』を現代の秋葉原を舞台に改作した立川談笑の『薄型テレビ算』。江戸を舞台に、奔放な想像力が弾ける、三遊亭白鳥の『河童の手』。ホワイトデーを巡るカップルのドタバタが楽しい柳家喬太郎の『白日の約束』。東京の落語家たちもこぞって演じる名作、桂米朝『一文笛』を特別掲載。全11席収録。
感想・レビュー・書評
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故 桂米朝さんの「一文笛」が良かった。
あとは立川談笑さんの「薄型テレビ算」と林家彦いちさんの「みんな知ってる」、春風亭百栄さんの「マザコン調べ」、桂あやめさんの「義理ギリコミュニケーション」が好み。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
春風亭昇太『オヤジの王国』
三遊亭白鳥『河童の手』
立川談笑『薄型テレビ算』
林家彦いち『みんな知ってる』
三遊亭丈二『公家でおじゃる』*
春風亭百栄『マザコン調べ』
三遊亭圓丈『肥辰一代記』
立川志らく『妾馬 ダイ・ハード』
桂あやめ『義理ギリコミュニケーション』
柳家喬太郎『白日の約束』
桂米朝『一文笛』
*以外全部聞いたことがあるなあ。 -
古典落語と新作落語。
どちらもそれぞれの面白さがあるが新作落語は舞台が現代ものが多いので噺がわかりやすい。
どの話もうまく出来ていてオチの部分では思わず「うまい!」と言ってしまいます。
面白かったです。 -
落語ファン倶楽部編。春風亭昇太の新作落語は毒があって面白いのは知っていたのですが、他の落語家の作品もしゃれていていいですね。最後の米朝師匠寄稿のは人情味ある中でのオチの切れの良さ、素晴らしいですね。著
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落語に興味が沸いたので取りあえず買ってみて読んだ。
落語のライブ感みたいなものを文字にすることは無理があるような気がする。サクサクと読み進められるが、言葉遣いや、間、といったものはやはり活字にすると失われる。
でも、この本を読んだお陰で、落語はやはり生で実際見てみるに限る、ということがわかったので良しとする。 -
今、一番活きが良い落語家の新作落語集。どれもこれも面白い。
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現在、活躍する落語家の新作落語の最新作を網羅。昇太、白鳥、談笑、彦いち、志らく、喬太郎など11席。普段、馴染みのない落語家の持ちネタが活字で楽しめるのは嬉しい。寄席に行きたくなる。