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- Amazon.co.jp ・本 (115ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862190420
感想・レビュー・書評
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カミュ『異邦人』特集。キリスト教社会の規範から逸脱した人間として、「殺人」罪で裁かれずに、要するに「お前態度がなってない」から死刑にされたムルソーの「罪」に対する「罰」はやっぱり不当に重すぎると感じてしまうワタシはひねくれ者でしょうか。変わり者のムルソーを好きになってしまったマリイは普通の女性だが、その「魅力」をカミュもムルソーも表現していなくて、マリイに生気が感じられない、と、あったが、同意。『異邦人』はムルソーの回想と告白体の体裁を取っているが、じゃあいつ書いたのか、誰が出版したのか、ムルソーはその後本当に斬首にあったのか、と思うが、これは永遠の謎ですね。
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