能に観る日本人力: 武術・整体研究家が読み解く、能楽師の身体に秘められた古の知恵と能力
- ビーエービージャパン (2008年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862203519
作品紹介・あらすじ
能は、日本文化の奇跡です。長い歳月の中で一つの形を残してきて、今に至っています。ただ、それを「遺産」として捉えるか、「宝の山」として捉えるかで見方が違ってきてしまいます。能の身体操作や発声を「宝の山」として観ると、能は現代の日本人が忘れてしまっているものを思い出させてくれるかもしれません。
感想・レビュー・書評
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概説「日本人力」骨格から日本人が見えて来た
第1章 対談 歴史の中の能
第2章 対談 能楽師の稽古の日々
第3章 対談 能の体づかいを読む
第4章 対談 創作舞台「天の岩戸」
第5章 対談 日本人ちょいとを未来へ
能楽師の身体の使い方がよくわかる。
人種によって、意識をしている腰椎が違うことに驚く。
日本人は、第四腰椎を意識している人種であり、能楽師は、そこで立ったり座ったりをして入りことで、柔らかだが、力強い所作ができるのだと。
今後、この点を意識していこうと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
帯表
能楽師梅若基徳×体運動研究家河野智聖
能楽師の身体に日本古来の身体文化の“粋”を観た! -
歌舞伎の市川團十郎丈(12代目)はバレエダンサーの体の動きを研究し、歌舞伎が海外でどのような「舞い」として位置づけられるかを熱心に研究なさってた。そこで團十郎丈はバレエは「内から外」へとエネルギーを放出する動きだと語られ、同時に歌舞伎は「外から内」とも仰っていた。
では、能というののはどのような肉体表現をしているのか?
歌舞伎やバレエのように定義できるような動きをしているのだろうか?
この本を読んでその答えがすこしでも見つけられたらいいな。
読んでもいないのにレビュー長い。