取るに足らない事件

著者 :
  • バジリコ
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本棚登録 : 106
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862380890

感想・レビュー・書評

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  • 戦後、新聞に小さく載った小さな事件をこれだけ丹念に集め、一冊の本にした努力の積み重ねに頭が下がります。

  • 牧歌的な事件簿。薄味だけど、味わい深い、そんな犯罪の数々。

  • 「へんないきもの」の作者の本。
    内容自体も面白いが何より作者の文体がいい。

    なんつーか、悪人だけど憎めない人ってのはいるもんだね。
    戦後すぐっていう時代柄ってのもあるかもしれない。

  • 2010年11月21日

    イラスト/寺西晃、山本重也

  • プッと笑える事件の数々。
    この人の文章、すきなのだ。

  • 三面記事を集めた一冊
    人間ってなんてまぬけで面白い。

  • 【紹介文】

    昭和20年代 戦後の混乱期に、本当に起こった
    とるに足らない事件を集めた、タイトルどおりの本。

    食料が無い、家が無い、お金が無い。
    貧しさゆえに事件を起こして、失敗したり改心したり。

    ぽかんとしてしまう とんでも事件から、
    已むに已まれぬ事情があって、仕方なく手を染める悪事まで、
    笑ったり泣いたり、いろいろ考えさせられた本です。



    【私にとってのこの本】

    会社の空き時間に読んで、うっかり号泣するところだった本。
    涙もろいんです・・・。

    事件はとるに足らないものでも、
    本を読んで考えさせられた事はとるに足る事なんだと思います。

    いつも善人って訳にもいかない、
    いつも悪人でいるのもきっと無理ですが、
    気まぐれで差し出した手にも救われる人がいるんだろうなと
    曖昧に考えていました。

    ダメだ、これ以上語ると、また、泣く。(笑)
    じんわり悲しく、じんわりあったかい話が多かったです。

    詳細不明瞭な記事が多いのと、取るに足る事件もままあるので
    個人的評価は星3つ。

  • 読みたい本。

  • やけに親切で丁寧な泥棒とか

    人間は性悪でも性善でもなく、性マヌケ説だって

    文章と挿絵も地味に笑える

    いけないことなんだけど、なんか人間味があって、憎めない
    双方にそれが成り立つ社会は、支えあいと心の余裕のある社会だな〜と思った

  • 早川いくを節がちょっとわかった。
    でも本領発揮はへんないきものやな。

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著者プロフィール

1965年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。ブックデザイナーをして
いたが、2004年、実在の生き物だが奇想天外ないきものを集めた『へんないきもの』(バジリ
コ)がベストセラーに。『またまたへんないきもの』『取るに足らない事件』(バジリコ)、『カッコ
いいほとけ』(幻冬舎)などがある。

「2013年 『ウツ妻さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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