- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862381590
作品紹介・あらすじ
ランズバーグの手にかかれば、経済学が楽しくなるばかりか魅惑的にさえ映ってくることを知っているはずだ。本書で彼は、個人としてきわめて合理的な判断が、集団としては奇妙な結果をもたらす現実を、その鋭くウイットに富んだ語り口で分析していく-そして、ときに愉快でときにまじめな方法で、ほとんどすべての物事を直していこうとする。
感想・レビュー・書評
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ランズバーグ先生の型破りな知恵。スティーブン・E・ランズバーグ先生の著書。常識の枠にとらわれない型破りな発想で、エイズ問題や災害援助問題といった社会問題への解決策を提示している良書。難しい問題を分かり易く説明しているランズバーグ先生に感謝です。
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実証経済学の考え方に基づき、世間で当たり前とされている考え方や、人々の行動に疑問を投げかけている本。
私の理解力が足りず、著者の主張のいくつかは理解が難しく、ものによってはそりゃ、屁理屈でしょ、と思うような主張もあったが、今まで常識とされていたものに対し、別の視点から全く反対の見解を導き出す、という方法は新鮮だった。 -
ざっと読んだ。
一部しっかり読んだが、ロジックが分かりにくい。
単純でない印象。
原著にあたるしかないかも。 -
経済学者はこのような考え方をするのか、という作品。
ミクロ経済学の実用例・思考例がふんだんに盛り込まれている。
思考ツールとしてのミクロ経済学というのは中々に勉強のしがいがある分野だと思われる。
もっと踏み込めば、ミクロ経済学とは費用便益とその外部性という概念とインセンティブを学ぶ(そしてその適用範囲を広げる)事が重要だと思っていたけど、それは正しそう。
ただし、付帯事項として、やはりミクロ経済学だけの枠組みで考えるととんでもない結論を出しやすい(例えば、誤った有罪判決を出すのと誤った無罪判決を出すのどちらが良いのかという分析をしているが、彼は費用便益を分析する際にいくつかの外部性を見落としているように見える。)というのはあって、本書でも、公共政策の分野や、医療分野から得心しえないものも多い。
やはり広い視野とジェネラリストである事は一般に求められていて、その上で、何かを極めないと、トンデモな結論を出しやすいのだろう。特にこのようにある学問のスペシャリストが他の分野について語ろうとするならば。 -
ごみくず。
以前の本が気に入ってたので購入したのだが攻撃性がましてるがネタや論理は劣化している。
極端な結論になる話が多いし結論に至る話も単調。
時事問題をあつかうコラムの中ならともかく本にして読むのはちょっとしんどかった。
文章から受ける印象は翻訳の問題もあるかもしれないが…。 -
「ランチタイムの経済学」から著者つながりのフォロー買い。
しかし前作とは大きく違って、数ページで読むのをやめてしまった。
原因は明らかです。翻訳がひどすぎます。
結局原書に切り替えてそっちを読むことに。
意外なことに、これは原書でも読みやすい。
あっちの学者さんは、一般向けの啓蒙書を上手に書くひとが多いなぁ。
ちなみに原書タイトルは
More Sex Is Safer Sex -
なんだかなー。まったく共感できなかった。
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2010.02.21 日本経済新聞で紹介されました。