[ 内容 ]
文科省も日教組も日本経団連もカリスマ教師もお子さま教も全部間違っている!
人間は学力だ、学力とは受験に通用する力だ、学力とは知識の集積だ、という俗耳に入りやすいあっけらかんとした言葉があちこちから聞こえてくる。
だが、教育によって個人は形成されるという観点は、一顧だにされていない。
教え方やコツの問題だけで、学力の問題を解決できると考えることが間違いなのだ。
学力の低下を含む子どもたちの人間力の低下が緊急の課題なのだ。
現場のリアルな目で学力低下問題に一石を投じる論争の書。
[ 目次 ]
学力とは何か
学力低下の原因は何か
学力はどう論じられてきたか
学ぶことはひとの本能ではない
学校教育はそもそもなぜ必要なのか
高校教師はなぜ成績だけで合否判断をしたがるのか
教育におけるグローバルスタンダードを受容してはならない
学校だけで子どもの学力の責任を負うべきなのか―東京・杉並区和田中「夜スペ」問題をめぐって
学力イコール受験力は、なぜいかがわしいのか―カリスマ教師・陰山英男『本当の学力をつける本』をめぐって
得をするから勉強するって本当なのか―受験研究家・和田秀樹『学力崩壊』をめぐって〔ほか〕
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