30円のブラックサンダーで 100億円企業になった理由
- トランスワールドジャパン (2015年10月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862561633
作品紹介・あらすじ
コンテンツエージェンシー、アマナのクリエイティブと社会学者・開沼博がひも解くチョコレートバーが終売したどん底から利益を生み出し、世界に打って出られる方法。
感想・レビュー・書評
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読了。
ブラックサンダーって実はあまり食べたことないんだが、どんな展開をしているのか気になって本屋で目についたので買ってみた。
読んでみるとこういうのもおごがましいが、ブラックサンダーの展開、湘南ゴールドエナジーととても似ている。広告費0。
自分たちでの広告企画。
湘南ゴールドエナジーより薄利多売でもここまでいけるとは。
ただ、それでも、当たり前だがうちよりスタッフは潤沢にいるだろうな。まぁないもの言ってても仕方ない。伝説を作るには普通の人が不可能だと思うことをやり遂げることが必要だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
平成30年9月の特集「お菓子な本」
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・今も続いている駄菓子屋は、持ち家や自分たちの場所を使って毎月の維持費が安く保てれば、あるだけ
→駄菓子屋に行くより、塾に行くようになった。
・1990年 仕送り 1日¥2,500
2015年 1日¥897
・最初注目されずコンビニの下の棚へ
→子ども目線になった。
・商品にお金をかけて品質を確保してから利益の話をする(p39)
※チョコレート菓子の原価は定価の10%
ブラックサンダーは¥150でいいくらい。
・広告費ない。
・マーケティング調査に時間をかけると時代の流れも変わり、ベストなタイミングに出せないときがある。
→プロトタイミング
実働するモデルを早期に製作する手法
・行動こそ最良の思考である(p52)
・台湾でもヒット!
グローバル+ローカル=グローカル
・世の中に必要か面白いかどうか
何でこれを作るのか、世の中に必要なことか
(p71)
・バカなキャラクター設定(p128)
・昭和ノスタルジア→三丁目の夕日(p141)
・安倍政権
「復古主義」=いかに昭和を取り戻すのか
・昭和がいいのは、昔の給料体系??
来年も上がる⤴︎ から 来年も同じ⤵︎ (p148)
・地域を大切にする。
ディズニー→成人式、お祭りのキャラクター
AKB→握手会
・自分たちがつくったのではなく
神様が与えてくれたもの(p178)
・コミュニケーションのある場 -
こういう本はその企業の社長やその周辺が手掛けた本として初めて価値を生むのではないか。
一商品のファンがその商品に惚れ一冊の本にするというなんて美談なお話かなど思いながら読むと単なる自己満足にしか過ぎない内容がつらつらと続くだけではないか。
しゃしゃりでる著者のためにこの商品を生んだ社長の話も中途半端で終わりがっかりした。社長もやさしそうな人なのでうまく使われてしまったのかもしれない。
今度は有楽製菓として一冊の本を出してもらいたい。