- Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862632876
感想・レビュー・書評
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湯便配達見習いの少年・フィリップは、届かない手紙を待ち続ける「王子」に出会う。荒れ野のほったて小屋に住みながら、美しく優雅な彼が待つのは誰からの手紙?様々な光を放つ宝石たち7作を収録した円陣闇丸ファーストBBC新装版。
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湯便配達見習いの少年・フィリップは、届かない手紙を待ち続ける「王子」に出会う。荒れ野のほったて小屋に住みながら、美しく優雅な彼が待つのは誰からの手紙?様々な光を放つ宝石たち7作を収録した円陣闇丸ファーストBBC新装版。
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短編集です。「王子の方舟」は、好きな世界観。少し萩尾望都ちっくなSFファンタジーですね。もっともっと深く掘り下げて描いて欲しいストーリーです。それがダメなら、ベッドシーンをもっと掘り下げて?
「永遠の檻」と「ラブ・チョコ」の大河内、いいですね。鬼畜な大河内も、へタレな大河内も両方すてきです。
「WILD SONS」は珍しいウェスタンもの!西部劇。
「夜明けの音楽」は中でもダイレクトに心に響く秀作です。
晴之は30過ぎで作家志望の男。事故によるハンデがあります。ある日、隣人の15年下の章央と親しくなり、彼が主人公の小説を書くことに。その章央の頼みには、とても重要な意味があります。
年も離れ、共通点もなさそうな二人ですが、背負うものの重さは通じるものがあります。
章央が「ずっと俺のこと考えててほしい」と言ったセリフがあとでずっしりきますね…
でも、この話のいいところは、晴之が約束どおり小説を書き続け、章央のことを忘れずにいることです。ちゃんと、晴之の下に章央が戻ってくる日も近いだろうなぁと思わせるラストがすてきです。