集合知の力、衆愚の罠――人と組織にとって最もすばらしいことは何か
- 英治出版 (2010年12月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862760982
作品紹介・あらすじ
人はなぜ支え合うのだろうか-深い人間理解と豊かなエピソードを通じていま求められる「知」に至る道が見えてくる。チームの奇跡はこうして生まれる。
感想・レビュー・書評
-
「対話」関係の本。
最近、本当に沢山ある「対話」の本で、何か新しいことが書いてあるわけではない。
手法的な新しさはほとんどない。
どちらかと言えば、思想的というか、集合知と衆愚がどのようにして生じるかといういうことが中心かな?
という話しは、実は「U理論」で、思想的に、これでもか、というまで深められているので、そういう意味でも新しくはないかな?
「U理論」が難しすぎるので、その「対話」に関する部分を実例を踏まえながら、比較的分かりやすく説明してある、ということかな。
とかなり客観的なコメントではあるが、これだけ同じような本があるなかで、直球勝負で、かなり読ませてしまうところは、著者たちの長年の「対話」活動の実践からくるものであろう。
一読の価値はある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
P63の集団ゲーム、面白い
全体としては寓話やスピリチュアルなエピソードなどが多く入ってきて、途中で退屈になってしまった。 -
他でも読んだことがあるような集合知の話が多く、目新しさがない。
-
社会
思索 -
読み直してみたらまた違って見えました。
改めて組織の中の合意とは何かを考えました。 -
★2:読みにくい上、自分には全然刺さらなかった。読みにくい本ほど燃えるって人がいることが分かったことが一番の気付き。
-
批判するべく本書を開いた。パラダイムシフトを促してきたのは抜きん出た人物の傑出した視点であり、集団から導かれるのは所詮平均値のみである、と。最初の章で目論見は潰(つい)えた。いつの間にか私は集合知を群衆の叡智と勘違いしていたのだ。
http://sessendo.blogspot.jp/2013/09/blog-post_13.html -
半分ぐらいはわかっただろうか。読み返したい本。産褥熱の話は身につまされる。
-
複数人と何かを行い成果を上げる。うーん面白いことを起こすために必要な条件やマインドセットについて書いてある。当然集合知の力についても書いてあるのだが、それ以上に。衆愚の罠の例として2つの例があがっており、この例がとても秀逸、素晴らしい。これが思い当たる人は複数人居るはずである。チームでなすことが全てではないこと(僕は最近チームで動くことに消極的ですいろんな意味で)を前提にしても、一度チームで気持ち悪いほど噛み合った経験のある人はなるほとど思うはず。一読あれ。
-
読まねば。