- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862762771
作品紹介・あらすじ
数々の名著を生み出した、組織心理学の大家、半世紀にわたる研究の集大成。
【資質ではなく、「関係の深さ」に着目したリーダーシップ】
・英雄的な1人のリーダーに頼る組織は時代の変化に対応できない。
重要なのは、相互に信頼し、率直に本音を伝え合う「組織文化」。
・そのような組織文化を築くためには、役割やそれに紐づく能力ではな
く、「1人の人間として相手を見る(パーソニゼーション)」という、普段
の絶え間ない実践が不可欠。
【豊富な事例研究】
・シンガポールの急激な経済成長の背景には「謙虚なリーダーシップ」
があった!?
・階層的な組織の代表であるアメリカ軍において、一人ひとりが自分で
考える文化はどのようにして生み出されたのか?
・役割関係が明確な病院において、垣根を超えた協力関係はどのよう
に生み出されたのか?
【コンセプトだけでなく実践まで】
・詳細な読書ガイドと、1人でできる振り返りの方法、そして、実践のた
めのファーストステップを提示。
感想・レビュー・書評
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『謙虚なコンサルティング』に続く著作。心理的安全性のキーワードをシャイン流にまとめ直した感じですね。単なる業務上の関係性ではなく、個人的で信頼し合う関係をいかに構築するかが謙虚なリーダーに大切である。サーヴァントリーダーシップを発揮するため不可欠なプロセスであるという点は面白い位置付けだと感じた。今作から息子のピーターとの共著になっていて、おそらく前半がピーター担当なのかな。前半の文章にワクワク感や勢いがまったくなくて面白くない。後半は多少面白みを感じたからたぶんエドガーが書いてる。次作以降も共著になるんだろうなぁ…
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摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50209323
この著者の本は全部読んでいます。人と組織の研究に多大な影響を与えてきた研究者が、半世紀にわたる探究の末にたどり着いたリーダーのあり方とは。
(生命融合科学分野 大塚正人先生推薦)
※「2020年度薬学部推薦図書」でも取り上げられました。
弱さを受け容れ、本音を伝えあう関係が、組織を変える。人と組織の研究に多大な影響を与えてきた研究者が、半世紀にわたる探究の末にたどり着いたリーダーのあり方とは? (生命融合科学分野 大塚正人先生推薦) -
馴れ合う組織は良くないが、お互い距離がある組織も良くない。成果を出すならお互いを知って信頼を築く必要がある。読めば当たり前だけど、現実は難しい。課題でくす。
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現在は、英雄的なリーダシップの時代ではない。
メンバー一人一人を完成された個人だと考えて接する。
トップダウンではなく、一緒に考える、学ぶ事が大切。 -
序盤と最後の方が良かったです。職場は、サーバントリーダーシップを目指してるらしいから、これはちと違うけど、風通しのよさという点では、参考になった。後半集中力がきれちゃって、まずまずな理解でした。
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本学OPACはこちらから↓
https://nuhm-lib.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=018930 -
変化が激しいVUCAの時代、カリスマ性のあるリーダーより、民主的なリーダーが結果も残すし、組織の継続性にも効果的であるということを実例を含めて解説、最後に謙虚なリーダーシップ発揮のためのエクササイズもついている。
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翻訳のせいか少し難しく感じるところもありました。アメリカとの文化の違いも大きいかもしれません。
これからのリーダーは、予測不能な未来に向けて謙虚なリーダーである必要があるということです。機械的な立場上のつながりではなく、チームのメンバーと親密な関係を築き、率直な意見のやりとりができるようでなくては、これからの時代はうまくやっていけません。
たとえ、仕事上の人間関係でも、相手のことをよく知り、人として尊重する姿勢が、これからのリーダーには必要なのだということでした。