- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862807458
作品紹介・あらすじ
本書は文章に苦手意識を持っている人でも取り組めるように、文章の基本の「き」から徹底解説しました。大手予備校で10万人以上の生徒を教えてきた実力派講師が93のメソッドを惜しげもなく紹介しています。使える文章、伝わる文章が書けることは、あなたにとって最大の武器になるはずです!
感想・レビュー・書評
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本多勝一著『日本語の作文技術』『中学生からの作文技術』を読んだ関係で,「最近の文章の書き方に関する本には何が書かれているかな」と思って手に取った本です。
ま,よく似たことが書かれていました。悪い具体例と良い具体例が書かれている点も同じでした。読みやすさでいえば,おそらくこっちの方が読みやすいでしょう。しかし,日本語を理解するための内容でみると『日本語の作文技術』『中学生からの作文技術』の方がいいと思います。本書では主語と述語ありきで解説されているのですが『作文技術』の方は,それさえも相対化して解説してくれていますからね。より日本語への理解が深まります。
ビックリしたのは,本書にはまったく参考文献などが挙げられていないことです。ふつう,こういう関係の本には必要ですよね。著者は,すべて自分の頭だけで本書の内容を考えたわけではないのですから。わたしは,参考文献を挙げることこそ「文章を発表するときの基本」だと思います。ちなみに『日本語の作文技術』の巻末には80冊以上の参考図書が紹介されています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
基本的な文章の書き方を学び直すには非常にコンパクトにまとまっている。93項目あるが、類似しているところも結構あるので、実際は50項目ぐらいおさえておけば良い印象
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今日もレビューをご覧いただき、ありがとうございます(^^)
今回は…
文章を書くことが苦手!アウトプットが苦手!自己表現が苦手!伝えたいことが伝わらない!という方へおすすめします。
発信する場所が変われば、文章は主観と客観が変わります。
書籍の事例で思わずなるほどと思ったところは「京都へ行く」「京都に行く」という文章。
一見、同じように見えますが、京都方面へ行く前者と京都にポイントをしぼって行く後者と。ニュアンスが変わりますよね?
日常の日本語の使い方で、何となく使っていた言葉が、何となく文章を書いてしまうクセの習慣につながっているなと感じさせられた場面でした。
蕎麦を作るのではなく、蕎麦は打つもの。
行間を推測するのではなく、行間は読むもの。
言葉に一定の基礎があるのであれば、それを知った方が断然文章がキレイに見えます。
ビフォーアフターの事例を読みながらの事例集は、新たな気づきをもらえて学習し直したい時に最適です。
私も読み返して習慣ぐせをつけていきます。
世界一わかりやすい文章講義がたったの7日でスラスラ書ける!
ぜひお手にとってご覧くださいね(^^)
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⭐︎毎月5冊読むうちから週に1回、読んで面白い本を紹介しています。
もやもやした心が晴れて、どなたかの選書のご参考になったら嬉しいです。
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⭐︎本の詳細
#伝わる文章の基本
#高橋廣敏
#総合法令出版 -
非常に使える本。いつでも参考になるよう手元に置いておきたい。
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文章力を高める本を色々と読んだが、この本はかなり分かりやすかった。良い例だけでなく悪い例や、イラストも交えているところ、見開き2ページに1文章術となっており後で見返しやすい。
6日目の章では哲学的な内容にも触れており、何度も見返したくなる一冊になった。 -
とっても難しい本だと思っていたら、全然そうじゃなくて、非常にわかりやすく書かれていて勉強になりました!
国語が苦手だったって人にも理解しやすいと思う!
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非常に分かりやすく文章を書く上でのポイントが書かれています。ただ、インプットばかりでアウトプットする機会がないので、自分なりに使ってみる機会を設けることをお勧めします。
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例文は適切だし内容も納得感のあるもので、興味がある人は読んでみる価値があると思う。
私はフィーリングが合わなかったのだけど。
ルールが多すぎるように感じたのと、耳タコみたいに感じる部分が多かったので。
若い人にとっては違う感じ方はあると思う。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50201175 -
Twitterで評判が良かったので読んでみた。
平易、簡潔に書かれているのでとっても分かりやすいし、各章が短いのでスラスラ気楽に読めるのだが、
あまりに簡潔すぎて物足りなさを感じてしまった。客観、主観の説明や、演繹法、帰納法の説明は本書だけでは足りないと思う。
もちろん勉強になるし、今後も参考にしたいのだが、
さらに学習を進めたい人に向けて参考文献などの紹介があっても良いのではないかと思った。
はじめて分量のある文書を書く高校生~長めの期末レポートを書く大学生(学部生)向けのレベルであるように思う。