平和なる共生の世界秩序を求めて: 政治哲学の原点

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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862851581

作品紹介・あらすじ

日本に政治哲学はあるのだろうか?残念だがわが国には政治哲学が欠如しており、さらに深刻なのは哲学者自身がその反省意識を持たず、政治家や国民も哲学者にそれを求めてこなかったことにある。自民党による長期政権が崩壊して20年、新しい政治と国家の未来像が見えてこない中、今こそ善き国民と善き国家とは何かを問う政治哲学が要請されている。著者は古代ギリシャにおいて、プラトン、アリストテレスによって形成された政治哲学の真意を、『ポリテイア』『法律』『政治学』『ニコマコス倫理学』を通して簡潔に説明し、それが近代デモクラシーや政治の源泉であることを明らかにする。科学技術の目覚ましい進展は、わが内なる自然と外なる自然に大きな亀裂を生み出している。自然との共生によって育んできたわが国の伝統文化の豊かな知恵をグローバル化する世界にいかに発信するのか。二十数年に及ぶ業績を集成して世に問う、著者渾身の一書。

著者プロフィール

【監修】
加藤信朗(かとう・しんろう)
1926年生まれ。首都大学東京名誉教授。聖心女子大学キリスト教文化研究所所員。専攻はギリシア哲学、教父哲学。主著『初期プラトン哲学』『ギリシャ哲学史』(共に東京大学出版会)、『アウグスティヌス「告白録」講義』(知泉書館)。監修・共著『キリスト教をめぐる近代日本の諸相――響鳴と反撥』(オリエンス宗教研究所)他。〔最新刊刊行当時〕

「2012年 『キリスト教と日本の深層』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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