意志と自由: 一つの系譜学

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  • 知泉書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862851758

作品紹介・あらすじ

アウグスティヌスと後期ストアのモリナ、スアレスにおける自由の理論を原典に即して丁寧に読み解き、それを踏まえてデカルト自由意志論の解明。哲学史的考察により、自由意志の底に、「外部からの拘束を被っていないから自由なのだ」という"実感(自然)の論理"と、この論理の延長線上に反省や論証を通して見出せる"思考(概念)の論理"、二つの流れを発見。多くの学説の底流にあるこの緊張を通して生動的な自由思想の姿が見えてくる。

著者プロフィール

1970年生まれ。東京大学大学院博士課程を経て、パリ第1大学で博士号(哲学)取得。現在、九州大学人文科学研究院教授。専門は、西洋哲学・倫理学。
著書に『意志と自由』(知泉書館)、『西洋哲学史III』(共著、講談社選書メチエ)、『世界哲学史5』(共著、ちくま新書)ほか。

「2022年 『『エセー』読解入門 モンテーニュと西洋の精神史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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