Cafeドアーズと秘密のノート

著者 :
  • 総和社
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本棚登録 : 31
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862860415

作品紹介・あらすじ

アメリカのとある田舎町、両隣をナショナルチェーンのカフェに挟まれた形で営業を続ける「Cafe'ドアーズ」。そんな状況にも関わらずその日も繁盛していた「ドアーズ」に、チナスキーと名乗る一人の男が現れた。店主のブランカは、「働かせてくれないか」というその男を受け入れた。その男が年老いたブランカを籠絡し、隙を見つけて金庫の金を奪おうと画策しているとは知らずに。その日からドアーズの店員となったチナスキーは、決して恵まれているとは言えない立地、特徴の無い店内の装飾に相反して客足の絶えない店に、疑問を抱く。ある日、胸中に黒い野望を秘めながらも、チナスキーは店主に尋ねる。「なぜ、この店はこんなに流行っているんだ?」ブランカは、金庫から取り出した一冊の古びたノートをチナスキーに見せた。「その秘密は、このノートに全て書いてあるんじゃよ」ドアーズの持つ秘密に惹かれはじめたチナスキー。彼がドアーズで学んだ「店舗運営の極意」とは…。

感想・レビュー・書評

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  • アメリカのとある田舎町のカフェ「ドアーズ」に一人の男が現れた。
    「働かせてくれないか?」と。
    実はこの男は店の金を奪おうと画策していたのだが、この店がなぜ繁盛しているの疑問を抱き始めた。

    本島さんの本は競馬関係のものは10冊以上読んでいたんですが、それ以外の本は初めて読みました!
    ジャンルは違えど本島ワールド全開でした!
    著者が考えるカフェのあり方をしっかりと書かれていて、それもしっかり理にかなっている理論なだけに面白い。
    ちょっと違うかもしれないけど、少し前にベストセラーになった「もしドラ」のカフェ本島バージョンといったところかな?

  • 最初はあまり世界に入り込めなかったが、最後のあたりはかなり思い当たることがあり、納得。
    そうだよね、大事なことだ。

  • とある国のとあるホームレスが、
    ひょんなことからカフェのバイトをし始め、カフェ経営、接客について学んでいくストーリー仕立てのビジネス書。

    カフェ「ドアーズ」のマスターが大事にしている秘密のノートには
    カフェ経営を成功させる10の事柄が記されている。

    この本を読んでチャールズ・ブコウスキーを読みたいと思ったのは
    私だけではないはず。

    【ココメモポイント】
    ・必ず、客席よりも広いトイレを設置する(秘密3番)

    ・あの人が待っていてくれるという、マスターになれ(秘密10番)

    ・人は、仕事に対して希望を求める。光を求めているのだ。(略)
    自分がその場所で輝いている実感が必要なのだ。

    ・世界有数なものを見せたくて、ここに来たのではないんだ。(略)
    愛する人が、ただ、1番見たい物を見せにだよ。

  • ストーリー自体はそれほど面白くありませんが、理想のカフェのあり方、接客のあり方が書かれており、確かに納得する部分もあります。接客業をするのに役に立つ情報が書かれています。

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著者プロフィール

北海道生まれ。競馬ライター。
マヤノトップガンに魅せられ、本格的に競馬を始める。名馬や名勝負の話を好む一方、奥深く難解な競馬予想に惹かれる。以来「この世の中に“競馬予想”ほど楽しいものはない」と感じるようになり、その研究に没頭する。馬連までしか発売されていなかった当時、「1着・3着」の悲劇から逃れる方法を模索。馬券の買い方のみにこだわった独自の理論も展開する。デビュー作『痛快!みるみる当たる“組み立て式”予想!!』(東邦出版)は、数種類の馬券を組み立てて勝負するという、世界で初めて(と勝手に思い込んでいる)馬券の買い方に焦点をあてた内容となった。
現在でも毎週、HPで予想コラム・レース回顧などを掲載しつつ、新たな馬券理論も公表し続けている。その他の著書に『痛快!馬券“買い目”学!!』(東邦出版)など。

「2003年 『競馬楽しんで勝つ80の発想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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