- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862860415
作品紹介・あらすじ
アメリカのとある田舎町、両隣をナショナルチェーンのカフェに挟まれた形で営業を続ける「Cafe'ドアーズ」。そんな状況にも関わらずその日も繁盛していた「ドアーズ」に、チナスキーと名乗る一人の男が現れた。店主のブランカは、「働かせてくれないか」というその男を受け入れた。その男が年老いたブランカを籠絡し、隙を見つけて金庫の金を奪おうと画策しているとは知らずに。その日からドアーズの店員となったチナスキーは、決して恵まれているとは言えない立地、特徴の無い店内の装飾に相反して客足の絶えない店に、疑問を抱く。ある日、胸中に黒い野望を秘めながらも、チナスキーは店主に尋ねる。「なぜ、この店はこんなに流行っているんだ?」ブランカは、金庫から取り出した一冊の古びたノートをチナスキーに見せた。「その秘密は、このノートに全て書いてあるんじゃよ」ドアーズの持つ秘密に惹かれはじめたチナスキー。彼がドアーズで学んだ「店舗運営の極意」とは…。
感想・レビュー・書評
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アメリカのとある田舎町のカフェ「ドアーズ」に一人の男が現れた。
「働かせてくれないか?」と。
実はこの男は店の金を奪おうと画策していたのだが、この店がなぜ繁盛しているの疑問を抱き始めた。
本島さんの本は競馬関係のものは10冊以上読んでいたんですが、それ以外の本は初めて読みました!
ジャンルは違えど本島ワールド全開でした!
著者が考えるカフェのあり方をしっかりと書かれていて、それもしっかり理にかなっている理論なだけに面白い。
ちょっと違うかもしれないけど、少し前にベストセラーになった「もしドラ」のカフェ本島バージョンといったところかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初はあまり世界に入り込めなかったが、最後のあたりはかなり思い当たることがあり、納得。
そうだよね、大事なことだ。 -
とある国のとあるホームレスが、
ひょんなことからカフェのバイトをし始め、カフェ経営、接客について学んでいくストーリー仕立てのビジネス書。
カフェ「ドアーズ」のマスターが大事にしている秘密のノートには
カフェ経営を成功させる10の事柄が記されている。
この本を読んでチャールズ・ブコウスキーを読みたいと思ったのは
私だけではないはず。
【ココメモポイント】
・必ず、客席よりも広いトイレを設置する(秘密3番)
・あの人が待っていてくれるという、マスターになれ(秘密10番)
・人は、仕事に対して希望を求める。光を求めているのだ。(略)
自分がその場所で輝いている実感が必要なのだ。
・世界有数なものを見せたくて、ここに来たのではないんだ。(略)
愛する人が、ただ、1番見たい物を見せにだよ。 -
ストーリー自体はそれほど面白くありませんが、理想のカフェのあり方、接客のあり方が書かれており、確かに納得する部分もあります。接客業をするのに役に立つ情報が書かれています。