- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863112261
作品紹介・あらすじ
旅とホテルを主なテーマとするノンフィクション作家が、
世界中を旅しながら考えたことを綴ったエッセイ集。
“ホテルの物語”を切り口に、深い知識と鋭い感性によって社会や時代を読み解く。
ホテルの物語を読む楽しさを提供し、知的好奇心を刺激する一冊。
オリンピック、アジア、箱根などテーマは多岐にわたる。
月刊『ホテル旅館』で好評連載中のエッセイを書籍化。
著者の曾祖父は、あの有名な老舗ホテル「箱根富士屋ホテル」の創業者。
感想・レビュー・書評
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富士屋ホテル創業者の血を引く著者が、
日本や世界のホテルへの愛を語る本です。
豪華さだけではなく、クラシカルな趣や
空気感なども言葉で表現して、読めば
旅に出たくなる一冊です。
それだけでなく、日本文化への深い造詣
も垣間見えます。
例えば「マレビト信仰」についてです。
民俗学者の折口信夫が唱えました。
「稀に訪れる人」から転じた言葉と言わ
れています。異界から訪れる神、それは
旅人の意味もあります。
秋田のナマハゲなどが良い例です。
農業を営む同じ顔ぶれの稲作共同体に
刺激を与えるのがマレビトだそうです。
故に日本人は外から来た人=外国人の
評価を気にしてしまうとか・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旅好きには読んで欲しい
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今回の旅のお供。
コロナ禍、日本国内の旅しかできなかったけど、また、兼高かおるさんのように海外に行きたくなった〜。
特に、インドネシアや、パプアニューギニア。
もちろん、懐かしい奧志賀高原のスキー場も!