まだ見ぬあの地へ 旅すること、書くこと、生きること (わたしの旅ブックス)

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  • 産業編集センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863112759

作品紹介・あらすじ

夫婦で世界を放浪しながら、書き続けた5年間−−
人気ライターが、自分の原点となった旅を語り尽くす。

気鋭のノンフィクションライターによる初の旅エッセイ集。
なぜ、旅に出るのか? 旅は自分をどう変えたのか?
自分の旅の原点ともいえる「夫婦世界放浪旅」を中心に、
自らの人生に大きな影響を与えた旅を振り返り「旅の力」について思いをめぐらせる。

日常の中に息づく旅の断片を見つけながら、それが今の仕事や人生をどう支えているのか。
これまで明かされてこなかった著者の仕事観や人生観を知ることができる一冊となっている。

感想・レビュー・書評

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  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
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    気鋭のノンフィクションライターによる初の旅エッセイ集。
    なぜ、旅に出るのか? 旅は自分をどう変えたのか?
    自分の旅の原点ともいえる「夫婦世界放浪旅」を中心に、
    自らの人生に大きな影響を与えた旅を振り返り「旅の力」について思いをめぐらせる。

    日常の中に息づく旅の断片を見つけながら、それが今の仕事や人生をどう支えているのか。
    これまで明かされてこなかった著者の仕事観や人生観を知ることができる一冊となっている。(出版社HPより)

  • 旅に出るので、旅の本を読みたくて本屋で何気なく手に取って買った1冊。「旅と書くこと」をテーマにしており、まさに私の興味のど真ん中だった。私も敬愛している沢木耕太郎さんへの手紙のくだりや、文筆業を本業としている傍ら大学で紀行文を専門として教鞭を執っているという経歴は特筆すべきものだ。確かに文章もうまい。「旅は心躍る」「未知性」という言葉にグッときた。この作者にとても興味を持った。ぜひ会ってみたいと思った。旅をテーマにした本は結構読んでいるつもりだが、これは最高峰の1冊だと思う。

  • 旅を通して感じた事が書き連ねてある
    筆者が深夜特急を読んで物書きになれると感じたと書いてあり、自分と重なった
    旅、書くこと、生きること

  • 著者のキャリアのスタートは約5年間の
    世界中の旅の放浪記を文章にして発信
    していたことから始まります。

    紀行文は難しいと思います。

    他人が見て感動した内容を読んでも、
    同じ感覚は得られないわけですから、
    相当高度な文章力が求められます。

    むしろその体験を経て、自分の内面が
    どう変化したかを綴った方が、読者の
    共感を得られるのではないかと思いま
    す。

    自分の内面の変化のキッカケは色々あり
    旅は一つの手段でしかないです。その
    手段を見せられても結果が同じになる
    とは限らないのですから、単なる紀行
    文では共感を得られないのは当然です。

    この本はその「内面の変化」という結果
    がきちんと描かれています。

    だから読者は「わかるなあ、その感じ」
    と、著者が訪れたその場所に行くこと
    なく共感できるのです。

    今は、旅は難しい状況にあります。

    しかし、旅した時と同じように読後には
    自分の内面の変化を感じることができる
    一冊です。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院修了後、旅をしながら文章を書いていこうと決意し、2003年に妻とともに日本をたつ。オーストラリアでのイルカ・ボランティアに始まり、東南アジア縦断(2004)、中国雲南省で中国語の勉強(2005)、上海で腰をすえたライター活動(2006-2007)、その後ユーラシア大陸を横断して、ヨーロッパ、アフリカへ。2008年秋に帰国し、現在京都在住。著書に『旅に出よう』(岩波ジュニア新書)がある。

「2010年 『遊牧夫婦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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