世界から消えゆく場所 万里の長城からグレート・バリア・リーフまで

制作 : ナショナル ジオグラフィック  マーティン・ブラウン 
  • 日経ナショナル ジオグラフィック
3.14
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本棚登録 : 96
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863134676

作品紹介・あらすじ

【内容】

放棄された場所、忘れられた場所、消え去った場所を、世界中から37カ所集めて紹介する。それぞれの場所について、「地図」と「写真・イラスト」で在りし日の姿と現在の姿を対比し、その場所をめぐる歴史の物語をわかりやすく解説する。オールカラー。



【収録場所】

モヘンジョ・ダロ/ハットゥシャ/レプティス・マグナ/ザナドゥ(上都)/シウダー・ペルディーダ/マハーバリプラム/パレンケ/ヘリケ/ペトラ/ティムガッド/アレクサンドリア/チャン・チャン/ロアノーク/バゲルハットのモスク都市/フリート川/獅城(ライオン・シティ)/オールド・アダミナビー/ポート・ロイヤル/エサンベ鼻北小島/ロスト・シー/ボディ/フラッグスタッフ/ドナウ川/死海/スリムス川/スキップシー/エバーグレーズ/グレイシャー国立公園/チワワ砂漠/トンブクトゥ/スカラ・ブレイ/ヤムナー川/ベネチア/コンゴ盆地の熱帯雨林/グレート・バリア・リーフ/万里の長城/ツバル

感想・レビュー・書評

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  • 人間の活動(欲望)が地球環境に影響を及ぼし、地図から消えてしまった古代都市、気候変動により消滅の危機にある世界遺産など世界の37箇所を紹介し、保護すべき遺産として警鐘を鳴らしている。 フェニキア人、カルタゴ、ローマ帝国の古代都市レプティス・マグナ(リビア)、モンゴル帝国の首都ザナドゥ(中国)、マヤ文明の地パレンケ(メキシコ)、ナバテア人の都市ペトラ(ヨルダン)、古代ローマの植民都市ティムガッド(アルジェリア)、水没するベネチア(イタリア)など...。

  • 忘れられた、消えてしまった、消滅しつつある、場所の37の物語。
    古代都市・・・モヘンジョ・ダロ、パレンケ、ペトラ等、11ヶ所。
    忘れ去られた土地・・・ロアーク、エサンベ鼻北小島等、11ヶ所。
    縮みゆく場所・・・ドナウ川、死海、エバーグレーズ等、5ヶ所。
    消滅寸前の場所・・・チワワ砂漠、ベネチア、ツバル等、10ヶ所。
    SELECTED BIBLIOGRAPHY,INDEX有り。
    4~8ページに、場所・本文・地図・カラー画像での構成。
    世界の消えていく場所、37ヶ所を紹介しています。
    消えてしまったが発掘等で遺跡となった場所。
    遺跡となったが砂漠化やジャングル化、波で消えゆく場所。
    自然の驚異、或いは人間の活動の影響での、気候変動、
    海面の上昇、温暖化等で消えつつある場所。
    他の本や情報で知っている場所もありますが“消えゆく場所”
    という着目が良かったです。日本はエサンベ鼻北小島が掲載。
    死海やヤムナー川、ツバルの現状の悲惨さよ。あぁベネチアもか。
    ただ、地図が2種あると場所が分かり易いのですが、
    1種だけの場合、範囲が狭すぎて、例えばザナドゥは
    モンゴルのどの辺りなのか、わかりません。
    また、記述の中の場所や建造物が地図に反映されていません。
    記述も、尻切れトンボな感じな話があり、
    興味惹かれる内容だけに、残念に思いました。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1266612

  • 世界37か所を紹介。1~4ページ位の説明文があり写真は2,3枚。その国のどの地点かと(無い場合もあり)、詳細な地図がある。この詳細地図は見取り図だったり、道路地図だったり。これが想像をかきたてる。

    著者は、アラル海が灌漑によって縮少したのをきっかけにこの本の着想を得た。手軽にネットで検索できる今日、手つかずのまま放置されている不気味な場所をのぞいてみたいという人間の欲求は、日々高まる一方である、と記しているが、まさにそのとおりだ。

    やはり古代の都市が興味をそそられる。アルジェリア、リビアなど地中海に面したアフリカの国にこれから注目したい。

    古代の都市
     モヘンジョ・ダロ(パキスタン)、ハトゥシャ(トルコ)、レプティス・マグナ(リビア)、ザナドゥ(上都)モンゴル/中国、シウダー・ペルディーダ(コロンビア)、マハーバリプラム(インド)、パレンケ(メキシコ)、ヘリケ(ギリシャ)、ペトラ(ヨルダン)、ティムガッド(アルジェリア)、アレクサンドリア(エジプロ)

    忘れられた土地
     チャン・チャン(ペルー)、ロアノーク(カリフォルニア北部、アメリカ)、バゲルハットのモスク都市(バングラディッシュ)、フリート川(ロンドン)、獅城(ライオン・シティ)(中国)、オールド・アダミナビー(ニューサウスウェールズ、オーストラリアZ)、ポート・ロイヤル(ジャマイカ)、エサンベ鼻北小島(北海道)、ロスト・シー(クレイヘッド洞窟、テネシー州)、ボディ(カリフォルニア)、フラッグスタッフ(メーン州、アメリカ)

    縮みゆく場所
     ドナウ川、死海(ヨルダン、イスラエル)、スリムス川(ユーコン準州、カナダ)、スキップシー(ヨークシャー、イギリス)、エバーグレース(フロリダ、アメリカ)

    消滅寸前の場所
     グレイシャー国立公園(モンタナ州)、チワワ砂漠(メキシコ、アメリカ)、トンブクトゥ(マリ)、スカラ・ブレイ(オークニー諸島)、ヤムナー川(インド)、ベネチア(イタリア)、コンゴ盆地の熱帯雨林(コンゴ民主共和国)、グレート・バリア・リーフ(オーストラリア)、万里の長城、ツバル(南太平洋)

    2020.3.23第1刷 図書館

  • 遺構だけが残っている、かつて繁栄した町。まだそこにあるけど、いつまでも今と同じ状態では残りそうにもない遺跡や自然。
    いま行かないと、永遠に見ることができなくなってしまいそうな世界中の場所を案内する。紹介されている37カ所で、行ったことがあるのは3カ所だけ。早く行かなくっちゃ。

  • 獅城 ライオン・シティ はじめて知った
    潜ってみたいなぁ~
    現在は保護のため潜れないらしい~
    ライオン・シティは写真がなかった(残念)

    古代の都市
    モヘンジョ・ダロ(パキスタン)、ハットゥシャ(トルコ)、レプティス・マグナ(リビア)、ザナドゥ上都ジョウト(モンゴル/中国」、シウダー・ペルディーダ(コロンビア)、マハーバリプラム(インド)、パレンケ(メキシコ)、ヘリけ(ギリシャ)、ティムガッド(アルジェリア)、アレクサンドリア(エジプト)
    忘れ去られた土地
    チャン・チャン(ペルー)、ロアノーク(カリフォルニア北部)、バゲルハットのモスク都市(バングラデシュ)、フリート川(ロンドン)、獅城 ライオン・シティ(中国)、オールド・アダミナビー(オーストラリア、ニューサウスウェールズ)、ポート・ロイヤル(ジャマイカ)、エサンベ鼻北小島(日本)、ロスト・シー クレイグヘッド洞窟(テネシー州)、ボディ(カリフォルニア)、フラッグスタッフ(メーン州)

    縮みゆく場所
    ドナウ川(ヨーロッパ)、死海(カナダ、ヨルダン)、スキップシー(イギリス、ヨークシャー)、エバーグレーズ(フロリダ)

    消滅寸前の場所
    グレイシャー国立公園(モンタナ州)、チワワ砂漠(メキシコ、アメリカ)、トンブクトゥ(マリ)、スカラ・ブレイ(オークニー諸島)、ヤムナー川(インド)、ベネチア(イタリア)、コンゴ盆地の熱帯雨林(コンゴ民主共和国)、グレート・バリア・リーフ(オーストラリア)、万里の長城(中国)、ツバル(南太平洋)

  • 勉強不足のせいだが図、地図がわかりにくい。写真と文字のみで楽しんだ。

  • 2020年3月新着図書

  • 古代遺跡から、温暖化の影響で現代の水没してしまう島まで
    写真少なめ、地図

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著者プロフィール

作家、文名評論家で、『オブザーバー』紙や『ガーディアン』紙の定期寄稿者。車体の後部がデッキになっているルートマスター・バスの歴史を描いた『The Bus We Loved』、ビニール製レコードへの賛歌『The Long Player Goodby』等の著書がある。そのほか、英国の有力紙誌やBBCラジオなどで活躍中。1971年生まれ。

「2022年 『世界から忘れられた廃墟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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