廃駅。 (イカロス・ムック)

著者 : 笹田昌宏

• イカロス出版 (2013年6月10日発売)

感想・レビュー・書評

[宮本知明さんの感想 · 2015年7月3日]

鉄道利用者の減少、モータリゼーションの進展、貨物輸送の衰退等により廃駅が増えている。ダントツに多いのが北海道、次いで長崎、広島と続く。鉄道運営の難しそうなところばかり。容易に想像できる。一世を風靡した愛国駅や幸福駅さえも廃止されているのには意想外の感がある。１０年程度で廃駅となったところも少なくない。「もったいない駅」として１章もうけて１２駅が紹介されている。モダンで真新しい建造物もあり、本当にもったいない。１０年一昔。急速な時代の移ろい。凄まじいスピードに今さらながら驚かされる。