前へ ! 前へ ! 前へ ! ― 足立区の落ちこぼれが、バングラデシュでおこした奇跡。 ―

著者 :
  • 木楽舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863240377

作品紹介・あらすじ

高校3年生にあがる春、偏差値28だった。"東京都足立区の落ちこぼれ"税所篤快。そのわずか2年後には、バングラデシュの貧しい農村部に、同国初の映像教育プログラム「e‐Educationプロジェクト」を発足!現地の高校生といっしょに走る先に見えているのは、国立最高峰のダッカ大学と、バングラデシュの教育革命、果たして、彼らは夢を現実に変えられるのか!?22歳の著者が、自身の成長ストーリーを描いた疾走ドキュメンタリー。

感想・レビュー・書評

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  • 明日からだって?
    なぜ今からやらないんだ?
    byムハマド・ユヌス

    Journey is the reward.
    終着点は重要じゃない。
    旅の途中でどれだけ楽しいことを
    やり遂げているか。
    by スティーブ・ジョブズ

  • 読み始めから鳥肌ものでした。
    涙が何度も流れました。前のめりに生きる、素敵な生き方です。

  • バングラデシュでドラゴン桜のような教育改革を起こそうと奮闘する現役早稲田生の税所さんの著書。こんな若者もいるのです。パワーもらえる。

  • どんなに才能があっても自身の周りの環境によって制限され、それに縛られてしまう。そんな中でも、周りの環境に抗い、諦めずに前へ突き進む人間こそ本当に成功するのだと教えてくれた。日本だろうとバングラデシュだろうと関係ない。自己批判なんて安易な言い訳をしている暇なんてない。

  • 凄い行動力。普通はなかなかできない。でも、普通じゃ世の中変えられない。

  • まさに、「前へ!前へ!前へ!」。
    アグレッシブに行動し、多くの困難を経験し、バングラディシュの貧しい村に希望をもたらした若者の実録。
    実際の行動をさほど間を開けずにスピード出版しており、著者の行動力には脱帽する。

    表紙カバーを開けると、裏に高校時代の生々しい足跡が。

    私は税所さんを、応援したい。

  • バングラデッシュでのチャレンジ。
    行動の大切さを学べる

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(2階) 請求記号 335.8//Sa22

  • 著者である税所篤快さんは、東京都足立区で生まれ育ち、両国高校では授業に全くついていけず、偏差値28となり世間でいう落ちこぼれとなるも、東進ハイスクールでのDVD授業で、見事、早稲田大学教育学部に入学。

    しかし、大学の授業にも興味がもてず、何か大きいことをしたいと思いながらも行動に繋がらない日々を過ごす。

    そして、当時の彼女との失恋と秋田大学の坪井ひろみ先生著の『グラミン銀行を知っていますか』に触発され、本を読んだその日に坪井先生に電話をかけ、翌日には秋田大学に会いに行く。
    驚くべき行動力!

    よくあるチャリティーや援助は、本当に現地の人の力になっていないと感じていた著者は、グラミン銀行の貧困層に少額からでもお金を貸し、事業を回し、きちんと回収する姿勢に共感をもち、学生でありながらグラミン銀行に飛び込み就職も果たす。

    そして本書の主幹の活動となる、バングラデシュの農村の村、ハムチャー村の奇跡と呼ばれる『バングラデシュ版ドラゴン桜』を思いついたいきさつは、著者が気づかないうちにビザが60日も切れ、逮捕直前までいくが、悪気がなかったという理由で再発行してもらい、現地に居残っている間に東進ハイスクールでのDVD事業を4万人も教師が足りないというバングラデシュでもできないかと行動したことから始まっていく。

    『バングラデシュ版ドラゴン桜』の初年度の活動記録、農村の村に埋もれた若者の可能性、税所さんの行動力に驚かされる内容だった。

    結果、バングラデシュ国立で最難関のダッカ大学に合格者を出し、他にも多くの大学合格者を輩出することになった初年度の活動で、ワタミの『夢アワード』大賞と特別賞のダブル受賞し、今後の活動を期待される。

    という活動までが書かれている。
    二年目以降の活動は、以後書かれた税所さんの本で知っていたが、初年度の勢い溢れた活動を詳しく知ることができた。

    先進国で着古された衣服を送ったり、井戸を掘るためのお金を寄付したりするだけでは、現地の産業を破壊したり、弊害が生まれたり、結局続かなかったりと、単なる善意だけで救われるものではないということがわかった。

    最終的に現地で根付いていくような活動を支援していくことこそ、本当の意味で開発段階の国々の手助けになるんだと教えられた。

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著者プロフィール

1989年東京都足立区出身。早稲田大学教育学部卒。英ロンドン大学教育研究所(IOE)準修士。19歳でバングラデシュへ。同国初の映像教育である e-Educationを創業し、最貧村から国内最高峰ダッカ大学に10年連続で合格者を輩出。同モデルは米国・世界銀行のイノベーション・コンペティションで最優秀賞を受賞し、「五大陸のドラゴン桜」と銘打って14ヵ国で活動。未承認国家ソマリランドでは暗殺予告を受けながらも、教育と起業家を育成する「日本ソマリランド大学院」を米倉誠一郎氏と創設。本書執筆当時はリクルートマーケティングパートナーズ(現リクルート)に勤務。2021年夏からは長野県小布施町に移住、新たな事業に取り組んでいる。著書に『前へ!前へ!前へ!』(木楽舎)、『未来の学校のつくりかた』(教育開発研究所)等。2011年度シチズン・オブ・ザ・イヤー受賞。2016年にはアメリカの経済誌「Forbes」のアジアを牽引する若手リーダー「Forbes 30 under30 Asia」に選出。2019年『アフリカの難民キャンプで暮らす』(小俣直彦著)に出会い、その応援団長を版元のこぶな書店に名乗り出る。

「2021年 『僕、育休いただきたいっす!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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