- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863240483
作品紹介・あらすじ
おべんとうハンター阿部夫妻が出会った39人の物語。
感想・レビュー・書評
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カメラマンの阿部了さんとライターの阿部直美さんが、お嬢ちゃんを連れてこの国の隅々まで歩きまわっている。ぼくが、彼らを「阿部一族」と呼ぶことにしましたが、「ふつうに生きている人」たちと出合い、ポートレイトをカシャッと映し、「おべんとう」を覗き込み、生活と人生を語る「声」を伝えてくれるこのシリーズは、「新・新日本紀行」ですね。
「阿部一族」が記録した今回の「新・新日本紀行」の中では、東北の海辺の散髪屋さんの「おにぎり」が胸を打ちました。
感想はブログに書きました。できればそちらをどうぞ。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202009100000/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いろんな職業の方39人のお弁当の写真が載っています。
それからその方のお話。
39通りの生きざまがあって参考になります。
お弁当からその人が垣間見えるっていいですね。
作ってもらってる場合は、みんな感謝の気持ちも忘れてない。
それっていいですよね。
どのお弁当もみ~んな美味しそうでした。
(1)も早く見てみたい。 -
機内誌での連載のため、待ち望んでいた続編。
前作と同様、リアルなお弁当と、たった1ページの文章だけなのに
そこに厚みとあたたかさがあって、びっくり。
読みながら、自分が実際に機内で読んだ話が出てくると、
そのときの自分の旅の思い出もよみがえります。 -
それぞれの弁当にそれぞれの物語があって、
相変わらず面白いと思う。
ただ、夜に読んではいけない。 -
お弁当写真集。
空腹時に読むべからず。
※レシピ本ではありません -
日本全国、いろんな人が、いろんなことをして働きながら、いろんな場所で、いろんなお弁当を、いろんな思いで食べている。この本には、その人の写真と、美味しそうなお弁当の写真と、お弁当を食べながらその土地の言葉で語られるその人の人生が載っています。
あたたかくてとってもいい本です。
ただ、読んでいると、たとえ自分がお弁当を食べた直後であっても、おなかがすきます… -
あ~、やっぱりいいなあ。1に続いて2もとってもいい。なんでこんなにじーんとくるんだろう。
やたら食べ物にこだわる風潮が好きではない。「食」って本来いつものこと、普通のことのはずだ。ここに出てくるお弁当は、取材されるからちょっと頑張っちゃいました、という感じも含めて、普段の姿が見えている気がする。そこがいい。
写真も味わい深いが、文章が本当にうまい。それぞれの人の声が聞こえてきそうだ。なかなかこんな風に聞き書きできないものだと思う。繰り返し読む一冊になるだろう。 -
本が発売になってこれほど嬉しいことはあまりない。
たまたまamazonをみてて、2が発売になっていると
わかり小躍りして即購入。
そして期待を裏切らない内容。
阿部夫妻のお弁当への情熱がこちらまで伝わってくる
情熱的な本だと思う。
NHKのサラメシで阿部さんのお弁当コーナーがあって
どういう方か、拝見できて、この本が更に身近に
感じられた。
1を持っているなら、こちらも購入して間違いなしです。
1も何回も味わったけど、2もこれから何回も何回も
読みかえして大切にしようと思う。
そういう本ってありそうで、中々ないからとっても貴重だ。 -
2012年刊。写真が3ページ、文章2ページで1人分の記事。取材対象者の言葉を、基本そのまま使っているから、方言やら物言いのクセ等もそのまま出ていて、「作られた」感じが無くて安心する。
小説も読むし面白いけれど、作られた話ばかりだと飽きてくる。普段の生活そのままが、断片的にでも見えるのが楽しい。 -
普通に生きる人達のお弁当と、そこから見えてくる日常生活や家族や人生の話が、当たり前だけどみんな違っていて、でも共感もする。読んでて温かい気持ちになる。何気ない言葉に胸が締めつけられる時もある。