“It”と呼ばれた子 (これから大人になる君たちへ) (ヴィレッジブックス N ヘ 1-6)

  • フリュー
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863327818

感想・レビュー・書評

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  • 許すってどういうことでしょう。
    自分が「許した!」って思ってしまえば許したことになるのでしょうか。

    私は、彼が母が亡くなった時に神に祈ることができてよかった、というエピソードを読んで、とても違和感があった。
    亡くなってしまったら、もうおしまいだって思ってしまうから。許すも許さないも、すべて終わってしまうと思ってしまう。
    それは文化の違いなのかもしれないけど、できるなら、生きているうちに、許したことを、何か行動で示したいと思う。それを相手は受け入れてくれないかもしれないけど、分かり合えないかもしれないけど。
    死んでしまったら、何もならないじゃない、と思う。

    もちろん、彼が母親を許したのは、亡くなった時より前なのだとは思うのだけど。

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