メディア表象の文化社会学: 〈昭和〉イメージの生成と定着の研究

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  • ハーベスト社
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863390355

感想・レビュー・書評

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  • ここ最近「昭和」がブームになっているが、本書はそれにまつわる言説や催し物などをメディア論 の視点から批判的に考察したもの。前半は言説研究や同時代史の記述に関わる研究や手法の紹介で、本番と言えるのは後半から。昭和の中でも特に30年代が見出された過程と背景には読み応えがある。最後には日本人や日本社会が「劣化」したという言説の流行と、特に若い世代における「昭和」イメージの肯定的受容の関係性が示唆されているが、この点について もっと掘り下げてほしかった。

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著者プロフィール

浅岡隆裕(あさおか・たかひろ)
立正大学文学部准教授。社会学、メディア・コミュニケーション論
『メディア表象の文化社会学──〈昭和〉イメージの生成と定着の研究』(ハーベスト社、2012年)、『インターネット普及期以降の地域情報化とコミュニケーション変容』(立正大学文学部学術叢書、KADOKAWA、2016年)

「2017年 『雑誌メディアの文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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