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- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863390355
感想・レビュー・書評
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ここ最近「昭和」がブームになっているが、本書はそれにまつわる言説や催し物などをメディア論 の視点から批判的に考察したもの。前半は言説研究や同時代史の記述に関わる研究や手法の紹介で、本番と言えるのは後半から。昭和の中でも特に30年代が見出された過程と背景には読み応えがある。最後には日本人や日本社会が「劣化」したという言説の流行と、特に若い世代における「昭和」イメージの肯定的受容の関係性が示唆されているが、この点について もっと掘り下げてほしかった。
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