当事者が語る異文化としてのアスペルガー―自閉症スペクトラム青年期・成人期のサクセスガイド2 (Autism Retreat Japan)

  • クリエイツかもがわ
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863420007

感想・レビュー・書評

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  • 外国人だと、外見が違うからか、なんとなく許させたりスルーされやすかったりすると思う。
    これが日本人だと、途端に異質あつかいになる。受け入れてもらえないよな。
    そんなことを感じました。

    内容は、とてもステキな前向きになる、講演録でした。

  • 生活の中での実体験なのでとても実感がありました

    アスペルガー(自閉症)に関係する五人の当事者自身による講演を書き起こした本で
    それぞれ独特の経験とそこから生まれたナマの生活感を知ることができます
    小説や評論と違ってドキュメントで、それも本人によるものは
    どこかにゆとりとユーモアがあって納得するチャンスをくれるようです

    ここに登場する自閉症者は知的障害を持ち合わせていないようです
    裏を読むことに長けていないと言うアスペルガー的思考の持ち主だと言うことです

    ここでこの本を読んで今まで当たり前だと思っていたことを再確認しました
    それは自閉症と知的障害を切り離して確認する必要があると言うことです
    それぞれを見た上で総合的に見て行くと言う
    二段構えで対処していく必要がありそうです
    もう一つは「症と障害」の字をはずさなければいけないと言うことです
    このことを常に意識しながら付き合っていかなければならないと思います

    彼らは職業としても大学の研究者とか翻訳者とか
    そのパートナーとなっている普通の人とか物書き達です
    つまり楽しめる人生と出会えた人は
    皆さん個人的世界を保ち易い環境で仕事を見つけ出しているようです
    たぶん、競争社会の会社員や役人や政治家とかは向いていないのでしょうから

    そうした仕事にしか出会えなかった人は
    矛盾に苦しんでいるのだろうと思いました
    四苦八苦しながら生き抜いている最中の人々の話も聞いてみたいと思います

  • 未読

    面白そう。

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著者プロフィール

教育学博士。著作家、研究者として、心理言語学、学習スタイルの違いなどを専門に扱う。よき夫、明るい三人の子どもたち、熱意ある両親に恵まれ、友人たちとも積極的に交際している。末の娘と共に、アスペルガー症候群の当事者である。アスペルガー症候群と共に生きた半生をつづった前著『アスペルガー的人生』(東京書籍)は国内外で広く読まれ、書評でも好評を博した。「アスピィ」をテーマに各地に講演に招かれ、アスペルガーにまつわる諸問題について、熱心に啓発、権利擁護の活動を行っている。

「2007年 『私と娘、家族の中のアスペルガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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