リバー・ワールド

著者 :
  • 書肆侃侃房
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本棚登録 : 33
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863854536

作品紹介・あらすじ

トマト屋がトマトを売っている 泣けよ

ポスト現代川柳を牽引する川柳人による、怒涛の1001句。
『はじめまして現代川柳』でも注目される著者の第二句集。

【収録句より】
ゴリラ撃つ人びとばかり船の上
世界なりサンダーバード糸切れて
エスパーが社史を編纂しない初夏
羊歯積んで電車のようなものに乗る
美大生ポップコーンのーのなかに
道長をあまりシベリアだと言うな
文集に埼の字がない養成所
カタルシス濡れせんべいが濡れてから
無をおそれつつ学研に出す葉書
零のまえ火とかぞえたる老賢馬

感想・レビュー・書評

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  • 知り合いに勧められた本川柳難しいな
    かなり意味から自由なのかもしれない
    意味から解放されていることと定型であることが川柳には求められている気がする
    俳句があって自由律俳句があって川柳があってっていう歴史はともかくそういう横並びの意識は強くある感じなのかなって
    そんな気がしただけだけど普通に破調もあるし
    よくわからんなりに楽しい特にカタカナを使った句
    荒唐無稽な短詩は電気グルーヴを感じる

    千葉雅也の帯の言葉なんかわかるな
    この本にある川柳はなんとなく言葉と言葉をつなげた星座って感じ

    なんかあとがき好き

    ベラ・ルゴシと江戸幕府が好きかな

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著者プロフィール

川柳作家。1974年長野県生まれ。「川柳の仲間 旬」同人を経て、「川柳スパイラル」同人。ブログ「川柳スープレックス」共同執筆者。著書『川柳句集 スロー・リバー』(あざみエージェント、2016年)、共著『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房、2020年)。

「2021年 『リバー・ワールド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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