2019/03/06読了
楽天の三木谷社長。もっと立派な人だと思っていたが、若干残念。
・ホリエモンとは違い、体育会系なので上を立てることを勉強した。
・楽天・TBS事件に関して「けんかみたいなことがあると世間は注目するので」と発言。放送事業だけでなく、TBSの所有する土地の値上がりを狙った。
・ものを買うのではなくレンタルで済ます文化が浸透するのが怖い。
・一貫して楽天が儲かるかどうか、を重視。国家と提携し国民全体の財産状態を把握するとか、宗教団体も買収できるとか、日銀はいらない(楽天が発行した電子マネーで十分)等述べる。要するに楽天が様々な機能(国家の機能含み)を統合し、超国家的な存在となり、経済も楽天によって動く「楽天資本主義」構想を持っている。
・バーチャルリアリティーの世界でディズニーランドに行けたり、それこそ「霊界」だって再現できると述べる。
総じて、本書からはこの世的な価値観に縛られている像が読み取れた。一部、国家社会主義や全体主義に通ずる面もあり、残念であった。