- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864100632
作品紹介・あらすじ
「"失敗"をカウントするな!!"成功"をカウントする加点法こそが日本の閉塞を打ち破る!!」-"はやぶさの奇跡"を活かす川口式ポジティブ加点法思考の極意。
感想・レビュー・書評
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「はやぶさ」を無事に帰還させたプロジェクトをどうすすめていったのか。この話は、日本を元気にさせるために必要な大事なことが書かれていると思う。
何度もトラブルに見舞われたけれど、あきらめない心で帰還させた著書の川口魂が多くの方たちに受け継がれたなら、日本が復活できる日は近い。 -
新しいこと、「世界初」を起こし、やり遂げるマインドを垣間見ることができます。信念を貫き通すかっこよさったらないですね。
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新宿紀伊国屋セミナー
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「あなたも考え方を変えてみませんか?」
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=078311 -
24の提言についてはそんなに参考になるものはなかったが、「私を支えた父の言葉」の章が良かった。著者の父は高校の数学教師だが、こうしたはやぶさプロジェクトを支える意志に関しても、父の教えが基礎になっているとのこと。素晴らしいですね。家庭教育の大切さを改めて感じるとともに、川口さんの父を大切にしている思いが伝わってきて、温かい気持ちになりました。
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「“失敗”をカウントするな!!“成功”をカウントする加点法こそが日本の閉塞を打ち破る!!」―“はやぶさの奇跡”を活かす川口式ポジティブ加点法思考の極意。
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2010年、60億 kmの旅を終え、地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸してのサンプルリターンに世界で初めて成功した探査機、「はやぶさ」。そのプロジェクトマネージャーを務めた著者が実践する、24の思考法を紹介する。
減点法を止めて、加点法にしよう
許認可制は妨げになりうる
ルールは少ないほどよい
教科書には過去しか書いてない
天の邪鬼のススメ
システムエンジニアリングより親方徒弟制
「失敗する」チャンスを与えよう
「ヒラメ」を作らない方法
スケジュールは必ず遅れる
トラブルは勲章と思え
失敗を隠そうとするな
往生際を悪くしよう
「早く良いニュースを聞きたい」と思うな
迷うくらいなら、どっちでもよい
足下ばかりを見るな
背伸びするクセをつけよう
「こうすればできる」と考えよう
駆け引きのできる人間になろう
「わからないこと」を認識しよう
どうしたら運を拾えるか
味方を増やす方法
「製造業の宿命」を乗り越えよう
教育の時代から研究の時代へ
何が日本の未来を明るくするか -
はやぶさ2号の打ち上げが記憶に新しいが、日本人の期待を背負った初代はやぶさの帰還は奇跡に近いと言われた。そんなハイリスクなプロジェクトを成功させた著者だから言える格言の数々は説得力大!!
ベストな答えを考えることだけが成功へつながるとは限らない、ということを教えてくれます。 -
小惑星探査機”はやぶさ”は、2003年5月9日に
宇宙科学研究所によって打ち上げられました。
イオンエンジンの実証試験を行いながら小惑星イトカワに到達し、
その表面を詳しく観測してサンプル採集した後、
2010年6月13日に地球に帰還しました。
地球重力圏外にある天体に着陸しての
サンプルリターンは、世界初だったそうです。
本日ご紹介する本は、
”はやぶさ”のプロジェクト・マネージャーを務められた
川口淳一郎教授が心掛けている提言をまとめた1冊。
ポイントは
「リスク」
どんなものでも開発と言えば、
やってみなければわからないことが出てきます。
特に宇宙開発では、事前にやってみることができないので
リスクの固まりといっても過言ではありません。
幾つもの課題があるなかで、限られた時間と予算で
やらなければならない。
リスクの大きな仕事だと思います。
でも、ほんとうはどんな仕事にもリスクはあって、
リスクに対して、どう準備し、トラブルが発生したとき
どう対処するのかというのが、仕事をこなすための
ポイントだと思います。
「失敗」
宇宙開発では、1つでも失敗してしまうと
やりなおしになります。
だからこそ失敗は大事で、
もし失敗してしまったら
必ず次に、その教訓を生かすことが重要だそうです。
失敗の教訓を生かすことの重みは
宇宙開発でも、一般の仕事でも同じですね。
「目的」
宇宙探査機では、よけいな物は1つも搭載できません。
そして、飛行においても、エネルギーの無駄遣いは一切できません。
だからこそ、なにか事が起こったときに
いつも「最終的な目的は何なのか」をベースにいろいろな思考をし、
判断をすることが重要だそうです。
最終目的の達成に関係ないことは
一切しないことが重要です。
「粘る」
本書を読んでみると、”高度な技術を集結して”と言うよりは、
目的にむかって細々としたことを積み上げたこと。
諦めずに努力を重ねたこと。
が印象に残ります。
何事も、日々のちょっとした努力や改善の積み重ねが
偉業を何遂げるんだと思いました。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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減点法と加点法=失敗を減らすのか、成功を増やすのか
研究者にとって最も大切なのはインスピレーション。それがなければ努力を重ねても、誰かの真似で終わる
何かが本当に身につくのは、自分の判断でやって失敗し、その原因を自分の頭で考えた時
宇宙開発はリスクの固まり=絶対にスケジュール、予算通りいかないと覚悟すること
「どっちにするか迷うくらいなら、どっちでもいい」=解決方法があるなら、それでいい
限られた時間と予算でやる=こうやればできるという選択肢を見つけることを忘れるとブレーキがかかる
いつも「最終的な目的は何なのか」をベースにいろいろな思考をし、判断をする
「粘る」=目的にむかって細々としたことを積み上げていけたこと。諦めずに努力を重ねていけたこと
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◆目次◆
減点法を止めて、加点法にしよう
許認可制は妨げになりうる
ルールは少ないほどよい
教科書には過去しか書いてない
天の邪鬼のススメ
システムエンジニアリングより親方徒弟制
その他
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◆マインドマップ◆
http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/b5b496f6c73a7178.png
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景気が良くなったと言われているけど、全く実感出来ない落ちコボレ社会人としては、本当の地道な努力について知りたいです。
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危機管理とかが優れているのかな?(気になるから読みます)
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