- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864109161
作品紹介・あらすじ
阿川佐和子さん、推薦!
まもなく迎える死への覚悟が
すがすがしく変わった。
「いい人生だった」と思えるように。
世界的ベストセラー、待望の邦訳。
生き方
1日の終わりを、週末や休暇、定年退職を
待ち望んでいませんか?
それは、死が早くやって来るよう望むことと同じ。
あなたに残された時間は、減っていく一方なのに。
死に方
死ぬとき、人は悟りを開きます。
一瞬一瞬の重要性を知り、
仮面、幻想、恐れ、空想、抑圧といったものを
すべて捨て去るのです。
看取り方
死にゆく人は、
「自分は大切な存在で、愛されている」と
感じるべきです。死にゆく人に寄り添いたいのなら、
その人の感情を価値あるものへ変えることです。
――経済的に恵まれていて、
人生に多くの選択肢があった人ほど、
死を前にすると、
後悔の波にのまれやすい傾向があります。
逆に、生き抜くという
ただ1つの選択肢しかなかった人ほど、
逆境のなかでも最善を尽くしてきた
という揺るぎない自信をもって
最期を迎えられます。
感想・レビュー・書評
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最近、「死」に触れることが多かったので手にとって読んでみた一冊。
身近な人の「死」は辛いかもしれないが、最後はありがとうの気持ちで天国へ送り出せると良いですね。
と思いました。
死にゆくあなたへありがとう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生き方:1日の終わりを、週末や休暇、定年退職を待ち望んでいませんか?それは、死が早くやって来るよう望むことと同じ。あなたに残された時間は、減っていく一方なのに。
死に方:死ぬとき、人は悟りを開きます。一瞬一瞬の重要性を知り、仮面、幻想、恐れ、空想、抑圧といったものをすべて捨て去るのです。
看取り方:死にゆく人は、「自分は大切な存在で、愛されている」と感じるべきです。死にゆく人に寄り添いたいのなら、その人の感情を価値あるものへ変えることです
―経済的に恵まれていて、人生に多くの選択肢があった人ほど、死を前にすると、後悔の波にのまれやすい傾向があります【逆に、生き抜くというただ1つの選択肢しかなかった人ほど、逆境のなかでも最善を尽くしてきたという揺るぎない自信をもって最期を迎えられます】
【目次】はじめに 死は生への架け橋
祖母の苦しみを癒す大きな手
繊細すぎて病気を診られない医師
偽善にならないケアの条件
失われた人生が息を吹き返す
共感しないで同情する
死への怖れ、人生への怖れ
死は人生で最も確かなもの
1日の終わりを心待ちにしないで
永遠に生きると思っている人たち
自然死することをゆるす
死へ進む過程:4つの元素の分解
病気の告知は死を早めない
死にゆく人の悲しみを誇りに変えて
生きながら死んでいる人たち
なぜ貧しい人ほど最期は安らかなのか
「自分に正直に生きればよかった」
「自分の気持ちを伝えればよかった」
「働きすぎなければよかった」
「もっと友人と過ごせばよかった」
「幸せをあきらめなければよかった」
喪失の痛みに身を任せなさい
死に方は自分で選ぶ
大切な人との思い出を語ろう 謝辞 -
緩和ケアがテーマだが、それを通じて感じた著者の生へのメッセージも多かった。意識的に今を生きる事、他者の期待でなく自分自身を生きる事、ありのままの自分を受け入れ、これから何のために動くか。
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女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000060109
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非常に良かった。
「共感せずに同情する」という言葉が響いた。
死を語れるような時代になった事は嬉しい。
これからも何回も読み返したい一冊。 -
死を意識していることが、生きるためには大切であると改めて、強く感じた。
より良く生きるために、他者との関係から成り立つ自分のために、自分自身に優しく、正直であることが必要。本当の優しさは、そうでないとあり得ないと。そうなのだろうと思う。 -
死を考える上で平易な文章で、そのエッセンスが述べられいます。死生学の入門書として良い本です。