書くとはどういうことか

著者 :
  • 飛鳥新社
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本棚登録 : 341
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864109338

作品紹介・あらすじ

【書くために「文章力」はいらない。】
コロナ禍でも5000人以上が殺到、
口コミで動画の噂が広がり、
現在7万人以上が視聴している
伝説の文章教室が1冊の本になります。

著者の文章指導は文章指導は20年以上にもおよび、
東京大学をはじめ、高校や大学、カルチャースクールなどで
迷える学生や社会人に対し、
「人生を変える文章教室」を開催。
多くの感動を呼んできました。

【誰にでもできる、書ける】
文章が苦手……
何を書けばいいかわからない…

大丈夫。
常識をくつがえす
対話的文章法で
書きたいことばがどんどん生まれてきます!


【文章にまつわる“誤解”を解きます!】

巷の文章本で書かれていることは
ほとんどが「誤解」です。

・文章力と表現力が大切。→重要じゃない。
・起承転結が必要だ。→むしろ有害。
・書くのは孤独な作業。→みんなで書くとうまくなる。

新しい方法で、自分だけの文章を書きましょう。

【本の構成】
第1章 書くことにまつわる誤解
第2章 目標としての「伝わる文章」
第3章 書くための考える方法
第4章 考えるための書く方法
第5章 自分ひとりで書く
第6章 他者と共に書く

感想・レビュー・書評

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  • 書く方法、考える方法を学べる。仕事上での報告や依頼で何をかけばいいか分からないと思うことがある。考えるとは自分に問うこと。早速実践してみたい。

  • 書くという試みは少なくなったが、現在は以前より楽に構えらるようになった、そうChatGPT
    によってだ、自分の語彙力、表現の幅が広がったからだ、表現したい事に集中出来るから!

  • 書くネタをパーツ化し、ストラクチャーと共に組み上げていくアプローチは激しく同意。(本間)

  • Whatの部分では書くとは考えること、考えるとは書くこと、というコンセプトが提示される。後半にかけてのHowの部分はグループワークをはじめとした他者を巻き込みながら考え、そして書く訓練方法が書いてある。

  • 「『書く』とは結局、次のことを自分自身に、もしくはお互いに問うことなのですーあなたは、どんな世界で、誰と、何をして、生きていきたいのか?」英会話を勉強して、結局身に付かなかった時と同じ結論に至った。どう書くかではなく、何を考え、何を書くかだ。問いを立てて、調べることと考えることを分ける、という工程が今までは欠けていた。問いを立てる壁打ち相手には生成AIも使えるのではないかと感じた。

  • 半紙を高級にコーティングしたような素材の表紙と、タイトルの「書く」が手書きなところに惹かれたので購入しました。『文章を書くとは自分と向き合うこと』というのは同感で、自分の言葉で書くというのも納得したことの一つです。

    一方、『自分が書くべき文章がある』といった「べき論」が冒頭に来てしまい、心の扉が閉じそうになってしまいました。『書く内容を見つける方法を学ぶことこそが(・・・略)重要』と書いているものの、本書ではほとんど触れず、考え方や書き方を論じているので伏線回収がなされていない感が否めないです。

    思考に構造を与える問いや内容を与える問い、その他のステップなど参考になることは多かったので、書きたい内容がある程度決まっている方にはおすすめの本です。タイトルから想像して、もう少し哲学的な内容でも面白いと感じたかも。



    伝わる文章とは
    ①内容が分かりやすい
    ②読み手を意識している
    ③自分の文章を書いている

    ●思考に構造を与える問い
    何のために(目的)、何について(テーマ)、どんなことを(論点)、どういう順で(順序)

    ●思考に内容を与える問い
    5W1H、例示、定義、関係、比較、反例、仮定、意見、要約

  • 書くネタをパーツ化し、ストラクチャーと共に組み上げていくアプローチは激しく同意。

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著者プロフィール

龍谷大学、関西大学、摂南大学非常勤講師。
1966年名古屋市生まれ。
1997年京都大学大学院人間・環境学科博士後期課程修了。
主な著訳書
『新現象学運動』(共編)、『雰囲気と集合心性』(共著)ほか

「2002年 『シュミッツ現象学の根本問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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