名著奇変

  • 飛鳥新社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864109574

作品紹介・あらすじ

新感覚! 名著×ホラーミステリ!
カバーイラストは人気絵師・ろるあさん!
小説紹介クリエーター・けんごさんの作品解説付き!

教科書に載る誰もが知る
あの名作が現在に舞台を遷し、
奇怪な物語として蘇る! 

国民的ベストセラーが持つDNAを
次世代の小説家がさらに
進化させた第一級のホラーミステリ。

謎解き、考察…。どんでん返し! 
読書に馴染みのない方も
ぐいぐい一気に引き込まれる!

1話10分で読めるから
朝読やスキマ時間におすすめ!
原作名著も併せて読むと2倍楽しめます!

<名著が奇変! 本書の収録作品>

●「SNSの中の手紙」  柊サナカ   
  Feat.葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』

●「影喰い」  奥野じゅん  
Feat.谷崎潤一郎『陰翳礼賛』

●「Under the Cherry Tree」  相川英輔  
Feat. 梶井基次郎『櫻の樹の下には』

●「カムパネルラの復讐」  明良悠生 
   Feat. 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』

●「せりなを書け」  大林利江子 
    Feat. 太宰治『走れメロス』

●「山月奇譚」  山口優  
 Feat.中島敦『山月記』

感想・レビュー・書評

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  • 目次
    「SNSの中の手紙」柊サナカ Feat.葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』
    「影喰い」奥野じゅん Feat.谷崎潤一郎『陰翳礼賛』
    「Under the Cherry Tree」相川英輔 Feat. 梶井基次郎『櫻の樹の下には』
    「カムパネルラの復讐」明良悠生 Feat. 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
    「せりなを書け」大林利江子 Feat. 太宰治『走れメロス』
    「山月奇譚」山口優 Feat.中島敦『山月記』

    名著奇変 | 株式会社 飛鳥新社
    https://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/9784864109574.php

  • さまざまな名作文学をオマージュとしたホラーミステリアンソロジー。全体的にライトな読み心地です。元ネタを知らなくても楽しめますが、もちろん知っているほうがより一層楽しめます。そしてこちらを読んでから元ネタに、というのもありかも。
    お気に入りは柊サナカ「SNSの中の手紙」。もちろん元ネタは「セメント樽の中の手紙」なのだけれど。元ネタの雰囲気を存分に生かしつつ、それを現代のホラーに仕立ててしまったところが実に見事です。じわじわ感がたまらないなあ。
    明良悠生「カムパネルラの復讐」にもわくわくしました。「銀河鉄道の夜」のオマージュ作品。死につつある魂が乗るという列車を舞台に繰り広げられる物語は、スリルもありました。タイトルから不吉な予感はしていましたが、そう来ますか……!

  • これ、結構好きな本だった
    現代っぽい所が読みやすくておもしろかった

  • 「セメント樽の中の手紙」だけ読んだことなかったけど、元ネタをなんとなく知ってると、そのイメージでこんなホラーミステリできるのかと面白く読めた。「陰翳礼讃」と「山月記」の話が好き。
    元ネタももう一度読んでみたくなっていいね。

  • 元になっている物語を読み直すことで、より深く理解できるのかもしれません。全ての作品を読んでいたわけではないので不確かですが、「そういう解釈もある」と思って楽しめました。

  • 新感覚! 名著×ホラーミステリ!
    カバーイラストは人気絵師・ろるあさん!
    小説紹介クリエーター・けんごさんの作品解説付き!

    教科書に載る誰もが知る
    あの名作が現在に舞台を遷し、
    奇怪な物語として蘇る! 

    国民的ベストセラーが持つDNAを
    次世代の小説家がさらに
    進化させた第一級のホラーミステリ。

    謎解き、考察…。どんでん返し! 
    読書に馴染みのない方も
    ぐいぐい一気に引き込まれる!

    1話10分で読めるから
    朝読やスキマ時間におすすめ!
    原作名著も併せて読むと2倍楽しめます!



    ホラー小説怖いなって思ったけど、ゾクリとするお話ばかりだったし、名著をベースにしたお話だったから、なんとなくこんな流れかな?あんな流れかな?全然、違ったってかんじで面白かった。


    第1話の「SNSの中の手紙」は、現代ぽいかんじで良かった。SNS上で受け取ったDMの謎。そして、そのDMの真相。うん。今どきなかんじ〜ってなった。


    第2話の「影喰い」は怖かった。ホラー感バリバリだったし、名家一家惨殺事件の真相も怖かった。一体、あの家族に何があったの。村の人、完全に騙されてたよね…


    第3話の「under the Cherry tree」は、なんとなくそうなのでは?と思っていた。怪しかったもんな、あの先生。


    第4話の「カムパネルラの復讐」は、いじめ絶対だめ。やったほうは覚えていないって本当なんだなと。まぁ、ざまぁみろと思ってしまった。自業自得。


    第5話「せりなを書け」は、ちょっと意味がわからなかった。しかし、彼女は、友達を守ったのだろうなと。


    第6話「山月奇譚」は、国語の授業でやった山月記」のホラー現代バージョンだった。メリーさんも少し含まれたいた。怖かった。絶対、YouTube見ない。怖い。


    朝読書に向いてるってあったけど、確かにあっという間に読めた。面白かった。


    2023.8.26 読了

  • トラ耳Vチューバー、語尾が「トラ」とは。天才現る

  • 「SNSの中の手紙/柊サナカ」
    「影喰い/奥野じゅん」
    「Under the Cherry Tree/相川英輔」
    「カムパネルラの復讐/明良悠生」
    「せりなを書け/大林利江子」
    「山月奇譚/山口 優」
    六話収録の短編集。

    『銀河鉄道の夜』や『走れメロス』等の名作を現代風に進化させたホラーミステリ。

    元の作品を未読でも全く問題ない。

    モノトーンの挿絵との相乗効果で恐怖は加速。

    六話どれも読みやすく面白かったが、柊サナカさんと大林利江子さんの作品は人間の悪意が曝け出されイヤミスの様な展開にゾゾッ。

    隙間時間に楽しめる新感覚ホラー。

  • 「あたし李徴。今、新宿にいるの」虎になったVtuberによるメリーさん
    名著と都市伝説の組み合わせ、最高すぎません?

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著者プロフィール

小説家

「2022年 『お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柊サナカの作品

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