情報と職業 改訂3版 AI時代に向けてのキャリア開発

著者 : 豊田雄彦

• 電気書院 (2018年8月10日発売)

作品紹介・あらすじ

情報科教員になるために履修することが求められている「情報と職業」に関する教科書。
働くとはどのようなことか、就職に備えるとはどういうことか、働くために必要なルール、働く満足感を得るには、という順で、職業未経験の学生を想定して解説している。

感想・レビュー・書評

[RA101Eさんの感想 · 2018年12月24日]

「情報科」の先生向けの本。

対象者でない人が、副題の「AI時代に向けてのキャリア開発」を目的に手にとると、違和感を感じることがたくさんありそうです。

そもそも「情報」と「職業」が並んでいることがよくわからなかったのですが、読み進めていくと、なるほど、こういう先生が学校でキャリア教育の専門、ということになるのかな、と想像ができてきます。

「キャリア教育」以前に大人になっていたひとたちからすれば、学校の中には進路担当はいても、働き方を中心とした生き方、つまり現在でいう「キャリア」について語れる人はいなかったと思います。

だれがどんなふうに生徒さんに話しをしているのかな、と想像するにはよい本です。

そして、読み終わるころには、内容のバックグラウンドが広すぎるように感じます。

情報セキュリティマネジメントと、キャリアデザイン。同じ人が専門にするにはやっぱりちょっと無理があるのではないでしょうか･･･。

著者プロフィール

青山学院大学大学院 国際政治経済学研究科修士課程修了
情報処理システム監査技術者
産業能率大学　経営学部 教授

「2018年 『情報と職業』 で使われていた紹介文から引用しています。」