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- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864354585
感想・レビュー・書評
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夏井いつきさんがお若い頃、黒田杏子さんのような俳句を作りたいと、熱烈なお手紙を書いて門下に入られたそう
夏井さんの第一句集「龍」の序文に黒田杏子さんがその時の様子を書かれていた
白葱の光の棒を今刻む 黒田杏子
この句はあまりにも有名で、いろんな俳句本に例句として引用してあった
その他にはどんな句を詠まれているのだろうこの本を開いた
私の好きな句は
金柑を星のごと煮る霜夜かな
かもめ食堂空色の扉冬籠
雪女郎恋文氷柱のペンで書く
ブレザーの金の釦の月昇る
櫛形のレモンの月や水草生ふ
暗室の男のために秋刀魚焼く
などだ
キャリアウーマンとして仕事と家事を両立させられた俳人らしく台所から生まれた俳句も多く好感が持てた
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