神様刑事 ~警視庁犯罪被害者ケア係・神野現人の横暴~ (TO文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864723220

作品紹介・あらすじ

警視庁・捜査一課の女性刑事、小野皇子は友人の女性を殺害された。大切な人を守れなかった後悔から、遺族を支援する「犯罪被害者ケア係」へ異動する。そこに待っていたのは謎の傲慢美男、神野現人だった。神野は言う。殺人犯を逮捕さえすれば、被害者を生き返らせられる。自分は『神』だから、と-傍若無人な刑事の推理と奇跡に胸がすっとし、遺族の切ない想いに涙する!予測不能なドラマチック・ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 知人を殺害された事により、配属移動を希望した主人公。
    そこにいたのは、やたらに偉そうな自称神様の上司。

    うっかり、こいつ大丈夫か? と思わずにはいられない
    仕事でなければ関わりあいたくもない上司。
    しかも上の息子ときては…どう考えても
    権力で好き勝手しているようにしか見えません。
    彼がいなければ、ごく普通(?)に話は進み
    無茶もなく、東奔西走するだけ。
    けれどひとたび彼が入ってくれば…。

    真相としてはすごいものがありましたが
    最後まで到達して、ようやく上司の発言が
    たわごとではなかったんだな、と。
    しかし言い方と言うかやり方と言うか
    誰もが分からない事を平然と口にされても
    変な人、というだけ。

    こんな状況、あったらすごくありがたいですが。

  • 何となく本物な気もしてましたが、終わり方が意表をついていたので星4で!

  • 自称「神」の俺様系ボンボン刑事と真面目女刑事の事件簿。
    連作短編ならまだ読めたかもしれないが,このネタで引っ張るのは長すぎた。

  • ライトな感じでさくっと。
    悪く言えばご都合主義。推理モノ(と言っていいのか疑問はありますが)でこういった終わり方はある意味新鮮かも。

  • そこがこのお話のメインなのかも知れないけど、普通に変わり者のボンボンの推理物で楽しめたけども、ね。

  • 一般的な推理もの、刑事ものかと思いきや...驚きな展開!若干ついていけないような気もしたけど、爽快なスピード感。
    さっくりと読めてしまった。

  • シリーズ1作目(らしい)。
    タイトルに惹かれて読んでみた。


    どんな俺様な刑事が登場するのかと思いきや。
    いや、俺様だけれども。
    タイトルそのままでした。
    「神野現人(じんのあらひと)」というネーミング!
    更には「御神日美子(おんがみひみこ)」という、
    卑弥呼(?)を連想させる副総監まで登場しちゃいました。
    主人公の小野皇子(おのこうこ)という名前もいろいろ想像できます。


    ミステリー要素としては、
    トリック物とかではなくて、
    深夜の犯行の為、関係者各位のアリバイも曖昧なことから、
    主に動機面からの推理展開でした。
    皇子視線で語られているので、
    捜査班から外されたり、
    犯罪被害者ケア係(通称マルシー)に異動したり、
    いろいろ悩みながら関係者の話を聞いて歩くのですが。
    だんだん誰も彼も怪しくなってきて、
    最後まで誰が犯人か絞り込めませんでした。
    そして何よりも。
    「反魂チャンスです。」
    「ファイナルアンサー?」
    「では張りきって、いってらっしゃいませ」
    といった決め台詞のようなものの数々で、
    それまでの自己推理は全て吹っ飛んでしまいました。
    そういう展開?!


    伏線らしきものもあるし、
    なにより皇子のお父さんの事件が残っているので、
    次回作はそのあたりの話かな。

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