【小説19巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員7」

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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864728140

作品紹介・あらすじ

祝!TVアニメ化決定!「このライトノベルがすごい!2018&2019」2年連続第1位!シリーズ累計120万部突破!

感想・レビュー・書評

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  • 貴族院2年目の後半戦。
    強制送還から卒業式までの話。

    前作に引き続き、おもしろかった。

    事情聴取あり。
    保護者の呼び出しあり。
    大人のディッター勝負あり。

    平穏な学生生活にはありえない、波乱に満ちたできごとが盛りだくさんなところが、たのしい。

    貴族院がメインでありながら、大人たちの登場がおおかったのも、いつもとは違ったおもしろさ。

  • 面白かった。王子とハンネローレとソランジュ先生のお茶会でぶっ倒れた後のことから。
    まわりがわちゃわちゃになるのが、ローゼマイン黄門か。
    ターニスベファレンの討伐が、大問題になっていく。
    領地対抗戦、おもろい。
    あるいみ”女性向き”と目されるラノベではあるが、ロマンス分野がうざくなくて、あっさりしていてとても読みやすい。
    このまま、あっさりしておいてほしい。
    聖典がそんなことに!
    やっぱり設定がおもろすぎる。題名が『下克上』なので、
    もしかしたら、フェルディナンドxローゼマインで国王王妃となったりして。
    だったらおもろいな。

  • なんだか物語が不穏な空気になってきた。王になることを望むか?っていきなり問われたら躊躇すると思う。実際のとこ、自分の特異性を嫌でも意識してるだろうから、なれるのか?って思うだろうし。
    ディッターは大人の個人戦も、生徒たちの団体戦もとても面白かった。結構ハラハラした。フェルディナンドがどんだけ傷ついても顔に出さないのは、幼少期の影響デカそうで闇が深い。。。
    王が欠陥を抱える中、聖女としてかなり危うい立場に立ってるローゼマインが不穏で仕方ない。

  • 貴族院2年生も終了。エーレンフェストの神殿長なのに、中央の神殿左翼派と王族の対立に巻き込まれていく。

    政変で失われた知識、人材、グリトスハイス。
    正規の手順を踏めていない王。
    負の遺産が表面化し始めていく。

    王の正当性を示すためのものが失われるって、なんだか壇ノ浦の戦いで草薙の剣を失ったまま即位した後醍醐天皇を思い出す。

    貴族院の卒業式で起こった襲撃に、学院内は阿鼻叫喚の図に。

    テロリスト達は自分達もグリトスハイスを持っていないし取得方法も知らないのに、不満を王にぶつけて、その後はなにも考えてないんだろうか…。

    ハルトムートやコルネリウスの卒業のエスコートのお相手の話が癒し、というか笑いで救い。

    ハルトムートの聖女好きのレベルがどんどん上がっている…ハルトムート2号のクラリッサの登場で、相乗効果でさらに加速しているような。
    貴族の洗礼式で行った祝福でそこまでドハマりしたの?
    そっくりだという父親も実は何かに傾倒しているのだろうか(笑)

    コルネリウスのスマートな誘いかたよ…!!
    親族がいたら悶絶するだろうが、なんて気障なセリフを…!!
    そりゃあ本にされたらラブレター公開レベルの恥ずかしさでしょう。
    でも、ここぞという時に決める、できる男コルネリウス。

  • 「頼りになる姉」としてシャルロッテからの信頼を得たいローゼマインと、尊敬する姉を少しでも手伝いたいシャルロッテが互いに支え合う様子は見ていてほほえましく思えます。

    貴族院での2年目も後半戦に突入し、ローゼマインが「神具」を具現化できることや当たり前に祝福を与えていることについて中央の神殿からも目を付けられるようになります。この一難去ってまた一難、という矢継ぎ早の展開と主人公やその周囲が信頼関係を高めながら次々に課題を解決してゆく展開はファンタジー作品のまさに「王道」と言えるものだと思います。イメージ的にも、少しハリーポッターシリーズに近いかもしれません。
    そんな中でも、やはりフェルディナンド様は頼りになりますし、彼の信頼に応えることのできるローゼマインの力はまさに「主人公」素晴らしい存在感を放ちます。

    ローゼマインの側近たちも少しずつ卒業を迎え、貴族院の中での後継者を探す必要が出てきました。過去の派閥争いに縛られないローゼマインの側近選びが順調にゆくことを期待したいですし、中央の政情が不安定であることや不穏な動きの陰にアーレンスバッハがいるような印象があることで高まる物語の緊張感も、次巻をすぐに手に取らせる魅力です。

  • 貴族院編になってから、学校が舞台だと楽しすぎる。ハリーポッターを明るくした感じ?領地の順位や領地の特色が物語に添える味が良すぎです。ハンネローネが涙目でぶるぶる震えながらもしっかり武装とか攻撃とか、さすが、ダンケルフェルガー。
    後書きによると中央の騎士団長ラオブルートと中央神殿の神官長イマヌエルは第五部に繋がるらしいので要記憶です。忘れてたけど下剋上だもんね、次は王座か。王宮図書館があるからね。単純に第三王子と結婚じゃ話的にダメなんだろうなぁ。
    アナスタージウスのグルトリスハイト(王の血を引く者のみが入れる書庫にある)探しと、ローゼマインが特定の物の上で見えるようになった魔法陣、ラオブルートが「アダルジーザの実であるフェルナンディド様はご存知ありませんか?」フェルナンディド答えて「私のゲドゥルリーヒはエーレンフェストでございます故」この辺はメモリーに入れて置かなくてはいけなそうです。

  • 帰還命令から尋問、検証会、そして領地対抗戦でのディッター


    ベルケシュトック寮の調査時に、フラウレルムがヴァッシェンしたのはわざとだよな……
    ま、グンドルフが元領主候補生しか知らない知識で起動の痕跡に気付いたので無駄でしたけど


    ハルデンツェルの出版事業の進捗
    いかつい顔で恋物語について話すギーべ・ハルデンツェルを想像するとウケる
    でも、現代においても、「かわいい」というブームはおじさんが作っている場合があるからなぁ


    クラリッサの講義のスケジュールを教えてもいないのにハルトムートが把握しているの怖い
    優秀な文官として評価されるかもしれないけど、世が世なら完全にストーカーだぜ?w

    それとクラリッサが指摘した、ローゼマインの信用がないと言われるのはハルトムートのコンプレックスですね
    ローデリヒの名捧げ石を作る時のSSで、自分が候補の中に入っていなかったというのにショックを受けてましたからね
    ローゼマインの人選基準は本
    そして既存の側近と上手くやれるかですからね


    ダンケルフェルガーとのお茶会でハンネローレが微妙な顔をしたのはハイスヒッツぇのことだからでしょうねぇ

    聖典を調べた時、フェルディナンドがローゼマインの頭を軽く撫でてるだけど
    どんな気持ちでその行為を?

    平民の身でありながら貴族として生きなければいけないようにしてしまった負い目か?


    ドラマCDのハルトムート
    ローデリヒの名捧げ石の指導
    自分がローゼマインの目に入っていなかった嫉妬は前述の通り

    クラリッサの紹介
    何というか、ダンケルフェルガーの女子は図書館戦争の郁みたいに、返り血を浴びながら笑顔で振り向きそう
    怖い……

  • 五部へと続く伏線が随所に張られていた先が読みたくなりますね。そして神殿での読書生活かと思えば不穏なことにまた首を突っ込むローゼマインはすごいなと思いましたね…貴族院の卒業式や強襲、ディッターなどアクションも多くて楽しめました。書き下ろしのレオノーレ視点の話があまりにもかわいくてときめきがすごかったです。クラリッサとハルトムートコンビの温度差も好きです。ローデリヒの名捧げが好きなシーンなので、イラスト付きで見られてとてもうれしいです。

  • ♯テロ発生
    ♯ 王となるを望む者

    クラリッサは面白そうなキャラクター。

  • もう不穏でしかないですね…。
    今までのアーレンスバッハとの関係性だけでも十分怖いのに、王族との関係性まで危うくなる、そんなお話です。ついでにフェルディナンドとも少し危ういでしょうか…?

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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