【小説22巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身1」
- TOブックス (2020年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864729239
作品紹介・あらすじ
ついに最終章「第五部」開幕!シリーズ累計200万部突破!(電子書籍を含む)
感想・レビュー・書評
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話題沸騰の共同研究。
領主候補生のみの講義。
王室がらみの秘密も深まり、レスティラウトからのちょっかいも。
専門コースに入ることで、あらたなネタが投下された、「起」の巻といった感じ。
今回は、第2のハルトムート、もとい婚約者のクラリッサに笑ってしまう。
テンションの高いコンビになりそうで、ふたりそろって活動するようになるのが、楽しみ。
最終章の始まりなのに、ローゼマインはまだ3年生。
貴族院の先も長いのに、終わるのかしら、と思ってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。とうとう最終部。
学院生活は面白いが、次から次へと問題も起きるし、
色々あるしで面白い。フェルディナンドの婚約者があまりにもアホの子なのが
面白い、、が、ここからどないするんやろか?と心配にはなる。
3年生になったローゼマインが合同研究を始めたり
その一環で奉納したりとか、王にあったりとか
じじさまをよろこばせたりとか、。 -
貴族院3年生開始〜。相変わらず優秀なエーレンフェスト勢に他の人たちが驚き疲れしてて面白い。
研究も始まって、ローゼマイン伝説が加速していく。奉納舞やフュシュピールで聖女感もましましでおもしろい。加護の受けた数も伝説級やけど、驕らず黙々と邁進するローゼマインが好感。オレツエーになかなかならせてくれなくて、そこがいいと思う。
ヒルデブラント王子や他領の人にも嫁候補として目をつけられてて、エルヴィーラの作品第二弾で王子とうまくいく話を周囲がどう解釈されるか非常に興味深いです。
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ディートリンデといい、フレウレルムといい、アーレンスバッハの貴族たちの言動の一つひとつが嫌らしく感じられます。
彼らなりの「正義」があるのかもしれませんが、読者にとってはまごうことない「敵」ですから、ローゼマインやフェルディナンドが彼らの毒牙から逃れることができるよう祈るしかありません。
貴族院の3年生となったローゼマインは、後継者であったフェルディナンドのもとを離れても優秀であることを見せつけなければならず、いよいよ「聖女伝説」も加速することになりますし、エーレンフェスト領内では粛清もはじまり、連座を逃れるための名捧げも始まります。
ローゼマインの「常識」(つまり、この世界の「非常識」)が浸透することにもなりますし、ローゼマインの「価値」に気づいた大領地たちが彼女の確保を考えるようになります。シリーズ最終章がどのように展開するのか、いよいよ目が離せません。 -
さあ、貴族院3年生の始まりです!
下剋上シリーズは別れ多いのに暗くならないところが好きです。これも始まりはどよーんとしてるけど、マインがフェルディナンドに喝入れられたら突然シフトチェンジして邁進するし。もちろん、学校始めだからローゼマインは色々伝説作っていくし。あー、楽しい本だ。フラウレルム先生の嫌がらせ試験をさらっとかわすエピソードもツボ外さないし、珍しく巨乳キャラ(グレーティア)も出てきたし、いきなりプロローグでヒルデブラントの可愛らしい愛情爆発だし、エピローグも想定通りレスティラウトが自覚し始めるし。ついに恋バナ編!?成長を感じます。 -
フェルディナンド様がいなくなってからの貴族院3年生開始
粛清の情報に動揺する旧ヴェローニカ派の生徒
その態度ににキレるレオノーレに乗っかるブリュンヒルデ
やはりライゼガングだと感じる
ブリュンヒルデの怒りはこれまでもあったけど、レオノーレが表に出すのは珍しいよね
あと、リーゼレータは派閥関係ないけど、やはり内心では怒りを感じてたりするんだろうなぁ
オルタンシア登場
知識の番人契約についてWEB版では説明されていなかったので、初読のときには驚いたものですね
このあたりから、「誰か意図的に情報を隠している?」という疑問が湧く
前上級司書は知識の番人契約について説明できなかったのか?
ソランジュ先生も知ってる事なので、誰かが意図的に情報を遮断しているようにも思えるんだけど、ラオブルートがそんなところまで手を回せるようにも思えないしなぁ
失伝は偶然の産物の要因もあるんだろうけど、全部が全部そうではないような気がする
神々の御加護を得る儀式
中級下級が眷属の加護を得るのは百年遡るくらい稀らしい
神に祈りながら魔翼を使う機会がないからか?
領主候補生は奉納舞もするし、礎に魔力供給するし
上級貴族にしても傍系領主一族だったりするのでそんな機会があるってことかな?
百年前にしたって中級下級が眷属の加護を得るのが急に廃れたわけではなかろうし
貴族の神殿忌避の歴史っていつからの話なんですかね?
経緯は後に語られるけど、タイムスパンが明確じゃないんですよね
あと、フィリーネとローデリヒにしてもそんなに魔力を込めながら祈っているか?
もしかして、最近は祈りが少ないので神様も大盤振る舞いしているとかって裏事情があったりするんだろうか?
ミュリエラとグレーティアの名捧げ
ミュリエラは苦しそうにしてたけど、グレーティアは少し顔をしかめるだけで呻き声を上げることなく終わる描写
初読のときは「我慢強い子なんだな」と思ったけど
グレーティアは過去に染められた経験があるって事だったんだな……
当時はいったい何歳だったんだよ……
この辺の事情は後に明かされるんだけど、グレーティアには幸せになって欲しいよなぁー
対してミュリエラ
両親が処刑されてるのに寧ろ嬉しそうに見える
というか、完全にオタクですよね?
で、同僚たちに期待してたけど、実は流行を広めるための嗜み程度の知識でのめり込んでいる人は一人もいないというね
結果、他領のリュールラディとの邂逅に繋がると
リュールラディが書くことになるローゼマインとフェルディナンド様の神様を模した育成譚
エルヴィーラ様の恋物語共々読んでみたくはある
多分、ローゼマインと同じくまったく読解できない描写ばかりになるんでしょうけどね
フェルネスティーネ物語がとても厳しい状況でおわるとこ
「続きが読みたくてたまらない病」がユルゲンシュミットにて初観測ですね
新たな長編物語が作成される事ってこれまでにあったんだろうか?
既存の作品は、恋物語か騎士物語か、神話をベースにした物語
もしかして、元となるエピソードのない完全フィクションという概念がなかったりするのかな?
ディッター物語が全くの架空の物語っていうのももしかして凄い事だったりしない?
レスティラウト視点のエピローグ
WEB版では唐突に感じられた嫁取りディッターの背景がわかる
レスティラウトなりにローゼマインの事を考えてたんだよなぁ -
加護の儀式のために神々の名前を覚えるのが大変だというくだりで、
「甘えんなよ……こっちが『本好き』の登場人物の名前と地名を覚えるのに、どれだけ苦労してると……」
とか思ったのが今巻のハイライトです。 -
ついに最終章に突入。第五部は現在までに9冊が刊行され、12月には10巻が発売される。kindleにて絶賛積読中。
始まりの本書は、第四部からの引き継ぎと今後に向けての地ならしといったところで、特に大きな出来事はない。フェルディナンドの抜けた穴は大きいが、なにか起きれば駆けつけるのだろう。多分。
次作以降の展開に期待だが、次はいつ読めるかなあ……。 -
学園での暮らしもなれてきた……と思いきや、養父さまを呼び出すような事態をまた引き起こしてしまうローゼマイン。周囲がフォローのしかたをわかってきた感じが不憫&面白い。