邂逅の孤独: 地霊と失われたものと

著者 :
  • 幻戯書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864882606

作品紹介・あらすじ

本小説は、主人公「私」の学生時代の同級生女性との運命的な出会いと、心中ひそかに思い包む、切ないまでの恋慕に始まる。そして、青春期後半の求婚とそのはかないまでの破局。それから幾星霜を経ての電車内での偶然の「邂逅」。さらに十余年後、世界がおののく悪疫禍の中での、別の電車内でのまったく同様の出会い。
 いずれも女性は「読書するひと」として現れ、真向かいの席での、たまゆらの対峙となった。はたして主人公のそのときの対応は……。秋風下のコスモスの花のように揺れ動く心情とためらいを感じとってもらえればと思う。(著者あとがきより)

著者プロフィール

1943年、長野県生まれ。『デザイン』誌(美術出版社)編集長などを経て1999年からフリー。グラフィックデザインと現代装幀史、文字文化分野の編集協力および執筆活動に従事。おもな著書に『装幀時代』(晶文社)、『現代装幀』(美学出版)、『装幀列伝 本を設計する仕事人たち』『杉浦康平のデザイン』(ともに平凡社新書)、『工作舎物語 眠りたくなかった時代』(左右社)、編著に『書影の森 筑摩書房の装幀1940ー2014』(みずのわ出版)などがある。日本タイポグラフィ協会顕彰 第十九回佐藤敬之輔賞を受賞。

「2020年 『〈美しい本〉の文化誌 装幀百十年の系譜(3,000円+税、Book&Design)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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